植物の生殖と発生

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投稿者:       投稿日時:2013/11/12 02:03      
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植物の生殖と発生について

 

※植物の進化の流れ

 

 藻類  →  コケ類  →  シダ類  →  裸子植物  →  被子植物

 

 ・藻類、コケ類、シダ類をまとめて胞子と呼ぶ

 ・シダ類、裸子植物、被子植物をまとめて維管束植物という

 ・裸子植物と火試食部をまとめて種子植物という

 ・被子植物は、双子葉類から単子葉類になる

 

 

 

 

1、被子植物の生殖細胞の形成と重複受精

 

(1)花粉の分化と精細胞の形成

 

 葯内の花粉母細胞 2n    →    花粉四分子 n    →    

              (減数分裂)           1回分裂   

 

 →    雄原細胞、雄原核、花粉管核、花粉管細胞が出来る

      (雄原細胞、雄原核、花粉管核は、同じ染色体)

 

 →    受粉(風媒花と虫媒花がある)   →   花粉管が伸びて

                           花粉管核と精細胞2個が出来る

                           ※精細胞2個は、雄原細胞が

                            分裂して出来て、原形質流動で

                            胚珠まで運ばれる

 

 

(2)胚のうの分化と卵細胞の形成

  ※胚珠内(珠皮はめしべの一部 → 種皮になる)

 

 胚珠内の胆のう母細胞 2n    →    胆のう母細胞が退化   

                (減数分裂)                 

 

 →    胚のう細胞(胞子に相当)    →

                    (3回分裂)

 

  = 卵細胞、助細胞、極核、中央細胞、反足細胞(退化)が出来る

 

 

※ポイント

 ・花粉は発芽するまでは自分の栄養で行うが、胚珠まで花粉管を伸ばす栄養は、

  めしべ(花柱)からもらう

 

 

(3)被子植物の受精   ―重複受精―

 ・卵細胞(n) + 精細胞(n) → 受精卵(2n) → 胚

 ・中央細胞(極核n、n) + 精細胞(n) → 胚乳核(3n) → 胚乳

 

 ※裸子植物は重複受精せず、胚のうの一部が胚乳になる

  (裸子植物の胚乳はnである)

 

 

 

(4)胚の発生   ―種子形成―

 

 ・胚珠 → 胚のうと珠皮に分かれる(珠皮は種皮になる)

 ・胚のう → 卵細胞と中央細胞に分かれる(中央細胞は胚乳核になって、胚乳になる)

 ・卵細胞 → 受精卵になる

 ・受精卵 → 胚球と胚柄(退化)に分かれる

 ・胚球 → 子葉、幼芽、胚軸(茎)、幼根が出来る(子葉は、単子葉類では退化)

 

 ※胚乳は、有胚乳種子と無胚乳種子とに分かれる

  ・有胚乳種子・・・胚乳がある(イネ、コムギ、トウモロコシ)

  ・無胚乳種子・・・子葉に栄養を貯える(マメ科、アブラナ科、ウリ科、ブナ科、バラ科)

 

 ※発芽の3条件・・・水、温度、酸素

  ・休眠の意味・・・冬など生育に不適な時期を乗り切るため

 

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