アメリカのプラグマティズムについて -実用主義と道具主義-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/15 17:20      
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アメリカのプラグマティズムについて、実用主義と道具主義を交えながら考えてみます

 

 

 

・プラグマティズムについて

 

 ・そもそもプラグマティズムとは何か・・

  →科学によって現代を知ることで、環境を改善して、人々の生活を

   よりよくしていこうとする考え方のこと

   ※プラグマティズムは、ピューリタン(清教徒)の人たちの

    フロンティア精神(開拓者精神)が土台だと言われている

 

 ・プラグマティズムに関連する人として、代表的な人に、

  パース、ジェームズ、デューイという人たちがいる

 

 

 ・パースについて

  →・プラグマティズムを提唱した人

   ・一般的に当てはまる考え方は、頭の中で考えるのではなく、

    行為や結果から見つけるべきだと考えた

 

 

 ・ジェームズについて

  →・パースの考え方を発展させ、「プラグマティズム」という本を書いた人

   ・考え方が正しいかどうかは、人々の生活の中で実際に役立つかどうかで

    決めるべきだと考えた

    →この考え方から、プラグマティズムが実用主義と呼ばれるようになった

   

 

 →このような考え方から、プラグマティズムは・・

  ・知識や考え方の価値は、その時の状況に対して有効であるかどうかで決まると考えられた

  ・絶対的に正しい考え方を否定して、行為や結果をもとに正しいかを決めていくため、

   相対主義の立場だと言われている

 

 

 

 ・デューイについて

  →・ダーウィンの進化論の影響を受けた

   ・人間と環境との関係を重視し、人間は行動によって環境との関係を調節していくと考えた

   ・人間の知性が、人間をよりよく生きさせる手段であり、

    よりよく生きさせるための道具でもあると考えた

 

    →デューイは、人間は道具を使うことで他の動物よりも

     環境に適応することができると考えた

     =この考え方を道具主義と言う

 

   ※・デューイは、人間が使える道具の中で、最も優れているのは知性だと考えた

    ・道具としての知性の価値は、人々の行動の手順を示して、

     より良い環境に人間を適応させられるかどうかにあると考えた

 

   ※・道具として役立つのは、創造的知性(実験的知性)であると考えた

     →このような知性を教育現場で教えていくべきだと考えた

      =デューイは、このような考え方から、教育が大切だということを考えた

 

  ・デューイは、「民主主義と教育」を書いた

 

 

ポイント

・プラグマティズムとは何か、ということを押さえる

・パースは、プラグマティズムを提唱した

・ジェームズは、パースの考えを発展させ、実用主義を提唱した

・デューイは、道具主義を提唱した上で、教育の大切さを提唱していった

 

このあたりが今回のポイントです

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