発達理論① -ピアジェの発達理論-

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投稿者:       投稿日時:2013/12/11 10:38      
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※発達理論の基礎として、発達課題と発達段階をおさえておく必要がある

 ・発達課題・・発達の途中になる心理的または社会的な課題のこと

        発達課題を達成すると、いろいろな特性が獲得できる

 ・発達段階・・一定の期間で区分された、発達の構造のこと

 

 

 

ピアジェの発達理論について

※ピアジェの発達理論とは・・ピアジェ自身がまとめた発生的認識論の中で、

              認知機能に注目して作られた4つの発達段階のこと

 

 

・発達段階

 ・感覚運動期  →  前操作期  →  具体的操作期  →  形式的操作期

  (0~2歳)   (2~7/8歳) (7/8歳~11/12歳)  (11/12歳~)

 

 

それぞれの発達段階の特徴

・感覚運動期

 →・循環反応・・一度の反応で結果を引き起こせるようになること

         ※なぜこのようなことができるのか

          ・乳児は、ある反応で関心が生まれると、より興味深いものを

           見つけるために、別の反応を繰り返すようになり、その連鎖が

           拡大することで、結果的に一度の反応で引き起こせるようになる

  ・シェマ・・循環反応に秘められている反応の結果の型のこと

  ・対象の永続性・・ある対象(母など)が実際に自分の目の前にいなくても、

           別の場所(隣の部屋など)に存在することが理解できること

  ・表象・・目の前に対象がなくても、その対象を頭の中でイメージすること

 

 

・前操作期

 →・保存・・対象の見た目が変わっても、対象自体に変化はないこと

       体積については、11~12歳ごろまで獲得されない

  ・自己中心性・・物事を客観的に認識することが出来ないこと

         →自己中心性を知って、客観性を理解できること=脱中心化

  ・アニミズム・・すべてのものに生命が宿り、意識を持っていると考えること

 

 

・具体的操作期

 →保存や脱中心化を理解して、具体的かつ論理的な思考が出来ること

 

 

・形式的操作期

 →具体的操作に加えて、抽象性も獲得された状態

 

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