個々人が最も幸せになるための行動とは

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投稿者:       投稿日時:2014/02/10 22:33      
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事前に読むと理解が深まる記事

  1. 市場経済の機能について -市場メカニズム-

それぞれの家計が最も豊かで幸福になるためには、どうするのがよいのでしょうか?

 

最も簡単に考えるために、「アンパン」と「牛乳」で考えます。

 

・アンパンと牛乳がそれぞれ1コずつもらえる場合

・アンパンと牛乳がそれぞれ10コずつもらえる場合、

どちらがより幸福でしょうか?

たぶん、ほとんどの人はそれぞれ10コずつの場合と答えると思います。

数が多い方が得だからです。

 

そこで、「アンパンと牛乳を合わせて10コ」と考えてみます。

すると、

・アンパンと牛乳が5コずつの場合、

アンパンが2コで牛乳が8コの場合、

アンパンが8コで牛乳が2コの場合、

どちらが幸せかと考えると、人によって変わってくると思います。

 

 

今は3つの例を出してみましたが、

アンパンと牛乳を合わせて10コの場合、どのような数の組み合わせが最も幸せかは、人によって違うはずです。

 

また、個人でもアンパンと牛乳の理想の数は変わってくると思います。

 

ここで、1つ考えておきたいことがあります。

 

例えば、アンパン2コと牛乳8コいう組み合わせがあったとしたとき、

もし、アンパンを3コにしてもらえるのであれば、牛乳は6コでもいいと思うかもしれません。

そうすると、合わせて10コより少ないのにもかかわらず、幸福度が変わらないということがわかります。

 

つまり、

牛乳8コ+アンパン2コ = 牛乳6コ+アンパン3コ

という考え方が成り立ちます。

 

さっきのアンパンと牛乳を合わせて10コという上限だと考えた場合、

牛乳6コとアンパン3コの組み合わせは、1コ余ることになり、

余った1コを牛乳とアンパンのどちらに振り分けても、牛乳8コとアンパン2コの組み合わせよりは幸福度が高い、ということになります。

 

このようにして組み合わせを変えて考えていくと、その人の牛乳とアンパンの理想の数の組み合わせが見つかるわけです。

 

 

ただし、現実的に考えてアンパンと牛乳が無限に手に入るわけではありません

もちろん限りがありますが、

人がアンパンや牛乳を手に入れるためには、基本的にお金を払います。

 

そこで、もう1つ考えておきたいことがあります。

それは、「予算」です。

 

つまり、予算が決まると自然と買えるアンパンと牛乳の数が見えてきます。

そして、自分の予算の範囲内で買える、アンパンと牛乳の組み合わせが、

その人の最大幸福となります。

 

 

ただし、予算について考えるときに、1つだけ注意しておくべきことがあります。

それは、所得によって買う商品そのものが変わってしまう可能性があるということです。

 

今はアンパンと牛乳と予算で考えていますが、もし予算が増えた場合、アンパンと牛乳の数を増やすのではなく、

新しくバターを買うかもしれません。

 

その人の予算によって、買う量だけでなく、買う商品そのものも変化する可能性が出てきます

 

人によっては、同じものを多く買うよりも、別のものを買ったほうがその人は幸福度が高まるわけです。

 

つまり、何が言いたいかというと、

自分の限りある予算で自分が最も幸福になるように商品を購入することが、家計にとって最大の幸福である。

 

 

この、個人がどうすれば幸せになるか、という視点が一般的に言われるミクロ経済というやつです。

 

 

読んでいると、当然の話だと思われますが、その当然にいたるまでに一応長い過程があるみたいです。

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