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	<title>アラエス &#187; 佐伯啓思</title>
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	<description>－全ての人に学びの空間を－</description>
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		<title>アダム・スミスの生きた時代　－「なぜ分業を提唱したのか」を中心に、スミスの主張を見直してみる－</title>
		<link>http://ahlaes.com/post/557</link>
		<comments>http://ahlaes.com/post/557#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 02 Sep 2013 06:32:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[前田のけんちゃん]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[経済の種類と概要]]></category>
		<category><![CDATA[アダム・スミス]]></category>
		<category><![CDATA[リカード]]></category>
		<category><![CDATA[佐伯啓思]]></category>
		<category><![CDATA[分業]]></category>
		<category><![CDATA[労働]]></category>
		<category><![CDATA[比較優位説]]></category>
		<category><![CDATA[消費革命]]></category>
		<category><![CDATA[自由主義]]></category>
		<category><![CDATA[見えざる手]]></category>
		<category><![CDATA[重商主義]]></category>

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		<description><![CDATA[なぜスミスは分業を提唱したのか、について考えてみたいと思います。 &#160; ○スミスの生きた時代 ・18C、イギリス：『重商主義』が基本的な経済上の考え方であった。 &#160; ※重商主義…政府が商業を保護して貿易 [&#8230;]<p><a href="http://ahlaes.com/post/557">アダム・スミスの生きた時代　－「なぜ分業を提唱したのか」を中心に、スミスの主張を見直してみる－</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>
<p>なぜスミスは分業を提唱したのか、について考えてみたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>○スミスの生きた時代</p>
<p>・18C、イギリス：『重商主義』が基本的な経済上の考え方であった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>※重商主義…政府が商業を保護して貿易差額を生み、金銀を確保する政策のこと。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>具体的には…当時は｢貨幣(金銀)こそが富｣という考え方で、金銀さえあれば何でも買えたので、金銀を欲していた→金銀がない国は？→政府が介入して特産品を育成、輸出→一方で関税、輸入制限などで輸入は抑える→その差額で金銀を得る</p>
<p>⇒重商主義</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・なぜ重商主義がはやったのか？(歴史的背景)</p>
<p>15C末の新大陸発見→16,17Cにヨーロッパへ大量の富が流入</p>
<p>⇒大航海時代：ヨーロッパ、新大陸、アジアが結びつけられるいわば最初の｢グローバル化｣</p>
<p>※これをイマニュエル・ウォーラーステインが｢世界システム｣の形成と呼んだ</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>世界システムの形成によって、モノや富が流入した。ヨーロッパ人にとってはアジアの特産品(綿花、茶、香辛料)や新大陸の特産品(タバコ、砂糖)が大人気で、大量消費をした。</p>
<p>⇒ヨーロッパの宮廷文化(上層階級)を軸にした「消費革命」による経済発展</p>
<p>※現在の社会も見方によっては重商主義と近いところがあるかもしれませんね</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>☆このように、金銀を手に入れるためには重商主義が一番手っ取り早かったために、重商主義が世界に広がったのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>○なぜスミスは重商主義を批判したか</p>
<p>⇒前述したような時代の通念をスミスは批判</p>
<p>なぜか？</p>
<p>重商主義は一国の富をあまりに不確定性の高い、不安定な構造の上に置き、自然の秩序を崩すから</p>
<p>⇒すなわち、グローバルな商業と、それを支える巨大な財政基盤も単なる「信用」に基づいているために不安定。「信用」を見ず知らずの人に委ねるのは不安定性が高い</p>
<p>⇒スミス：重商主義は経済を「人為的なもの」によって支えようとした、と表現</p>
<p>＝経済の持つ「自然」の構造を歪めてしまったと言う</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>では、自然の構造とは？</p>
<p>⇒まずは身近な土地に働きかける「労働」から始めること</p>
<p>土地に働きかける労働はまず「農業」を発展→次に「製造業」(手工業)→農産物や工業品を交換・流通させるための｢商業｣が発展→国内が飽和したら｢外国貿易｣</p>
<p>＝｢事物の自然の秩序｣</p>
<p>⇒こうした考え方から自由主義を擁護する主張へ</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>改めて、重商主義反対の理由：人間の「性向」にかなった「自然の秩序」を崩すから！</p>
<p>⇒自分が十分に知ることのできない遠い国の人々に信頼を与えることは不確実な要素を彼らに委ねることになるから</p>
<p>※人間の性向とは、｢人々は何よりもまず不確かなものを避け、身近にあって良く知っているものを大切にしようとする｣といういわば人間の本性</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>☆ここで言いたいのは、順序が逆だということ(貿易ではなく身近な労働から始めましょう)</p>
<p>⇒海外貿易から始める(重商主義)→これは「人為的」なもので「自然秩序」に反する→だから政府は余計な「人為」をはずして「自由」にすればおのずと「自然秩序」が実現するということ⇒これが周知の｢見えざる手｣</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・改めてスミスの主張を確認</p>
<p>重商主義：「貨幣こそが富である」</p>
<p>スミス：「労働こそが富である」</p>
<p>労働こそが富である：アジアのモノを買うには貨幣が必要→貨幣を得るにはモノを売る→モノを売るにはモノを作る→モノを作るのは労働、という論理</p>
<p>☆労働こそが「根源的な価値」であるという主張</p>
<p>では、その労働の生産性を高めるにはどうすれば良いか？を考えると…</p>
<p>⇒ここで「分業」が提唱される</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この「分業」によって分散された生産要素や生産物を結ぶために自由な「市場」を形成し、この「分業」と「自由市場」によって一国の生産性が高まり、お互いに豊かになれると考えた。</p>
<p>☆ここで重要なのは、全ては<span style="text-decoration: underline">国内の労働</span>による生産性の向上、生産物の増大を主張している点である。国内の労働を固めて自然に任せれば上手くいくという主張。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>※現代日本にはめると、TPPの前にやるべきことがあるかも。と考えたくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・「大地」に根差した経済を擁護</p>
<p>スミスのやろうとしたこと：当時のグローバル化状況の中でそれに抗して、より確かな基盤をまずは国内生産力の強化に求めること</p>
<p>それで余ったら相互貿易すれば良い(この発展がリカード「比較優位説」)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こうしてみると、「見えざる手」の部分だけ切り取って何でも市場に任せればよいというのはちょっと違うかな？というのがわかると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>〈参考文献〉</p>
<p>・佐伯啓思『経済学の犯罪―稀少性の経済から過剰性の経済へ』、講談社、2012年</p></p>
<p><a href="http://ahlaes.com/post/557">アダム・スミスの生きた時代　－「なぜ分業を提唱したのか」を中心に、スミスの主張を見直してみる－</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
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		<title>歴史の勉強って必要あるの？　－歴史を学ぶ意義を考える－</title>
		<link>http://ahlaes.com/post/103</link>
		<comments>http://ahlaes.com/post/103#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 07 Aug 2013 07:40:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[パワフルくん]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[社会科コラム全般]]></category>
		<category><![CDATA[佐伯啓思]]></category>
		<category><![CDATA[学生]]></category>
		<category><![CDATA[安倍晋三]]></category>
		<category><![CDATA[意義]]></category>
		<category><![CDATA[日銀法]]></category>
		<category><![CDATA[歴史]]></category>
		<category><![CDATA[社会科学]]></category>
		<category><![CDATA[選挙]]></category>

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		<description><![CDATA[歴史(日本史や世界史など)を学ぶ意義について考えたことはありますか？私は正直に言って高校を卒業して大学に入学するまでよくわかりませんでした。｢過去なんて学んでどうすんだ。俺らが生きるのは今であり、これからの未来だろ！｣と [&#8230;]<p><a href="http://ahlaes.com/post/103">歴史の勉強って必要あるの？　－歴史を学ぶ意義を考える－</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
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				<content:encoded><![CDATA[<p>
<p>歴史(日本史や世界史など)を学ぶ意義について考えたことはありますか？私は正直に言って高校を卒業して大学に入学するまでよくわかりませんでした。｢過去なんて学んでどうすんだ。俺らが生きるのは今であり、これからの未来だろ！｣とか思いながらも、一応受験で出るからやる、くらいの気持ちで勉強してきました。そんな考え方でしたから、歴史なんて暗記科目だと思い込んでいたし、ただの暗記ゆえに今では単語は聞いたことあるけれど、それを説明してみろと言われても正直無理です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　急にどうしてこんなことを書き始めたのかと言いますと、私が社会科学系の勉強をしているうちに、歴史ってすごく大事だなぁと思うことが多々あったからです。例えば最近の話で言えば、衆院選で自民党が大勝し、安倍さんが首相となりました。彼が最も力をいれているのは経済再生についてです。そのための手段として金融緩和を主張しています。しかしながら、金融緩和を実際に行うのは中央銀行(日本銀行)という政府からは独立した機関ですので、安倍さんが何を言ってもそれに従う必要はありません。にもかかわらず、(選挙での大勝を盾に？)指示に従わなければ日銀法を改正してアコード(政策協定)を結んで指示に従わせる形をとるみたいです。要するに政府が中央銀行に介入しようとしているわけです。</p>
<p>　では、そもそもなぜ日銀が独立した機関となっているのか？というのを考えてみると、戦時中にさかのぼります。第二次大戦中の1942年、日銀法の制定によって政府への無制限の無担保融資や国債の引き受けを規定、軍事融資のための資金統制の機関として機能しました。要するに、戦争をするための資金を調達するためにお金をいっぱい刷るよう指示され、政府の言うままにお金を刷り、戦争に加担することになってしまったわけです。こののちにものすごいインフレも起きました。この反省から、中央銀行は独立させましょうということになったのです。現在の安倍さんの行動は、歴史という観点からすれば戦時中の行動に逆戻りしていると言えそうです(まぁ戦争当時と同じことになることはまずないと思いますが…)。</p>
<p>　これが良い例になったかはわかりませんが、ここで言いたいことは、｢いまを知る上で歴史は非常に重要｣ということです。言い換えれば、｢歴史を学ぶ意義は、いまを知るため｣ということです。このことを学生時代に知っていたら、歴史の勉強の仕方が劇的に変わっていただろうなと今では思います。だから、社会科の教師は最初にこのことを明確にしてから授業に入るべきだと思います。欲を言えば、歴史的な出来事の一つ一つと現在との関係を補足してあげると、学生の興味や意欲につながるのでは？と思います。</p>
<p>　更に言えば、現在の歴史の授業の進め方は古代から現代という方向だと思いますが、個人的には逆に現代から古代の方向で進めるほうがいいんじゃないかと思っています。なぜなら、古代から始めても現代との違いが大きすぎて自分にひきつけて考えにくいからです。まずはじめに現在の状況を説明して、どうしてこうなっているのか？というのをどんどん深堀りしていく方が「なるほどー」となって歴史を学ぶ意義が実感しやすいんじゃないかと思っています。</p>
<p>　ってなことを、下記の佐伯氏の本を読みながら実感しました。この本、世界史をきちんとやっていたらもっとスムーズに入ってきた気がします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>要は何をするにも「これをやることにどんな意味があるのか、目的は何か」を意識することが重要だと感じたということです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>※結構前に書いていた記事を投稿したので、日銀法改正云々の話は微妙に違うかもしれません。ご了承ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>〈参考文献〉</p>
<p>・猪木武徳『経済学に何ができるか』中央公論新社、2012年</p>
<p>・佐伯啓思『経済学の犯罪―稀少性の経済から過剰性の経済へ』講談社、2012年</p>
<p>・日本経済新聞、猪木武徳『経済教室　歴史と思想に学ぶ』2012年6月4日付け、朝刊</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p></p>
<p><a href="http://ahlaes.com/post/103">歴史の勉強って必要あるの？　－歴史を学ぶ意義を考える－</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
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