ラテンアメリカの国々とキューバ革命について
ラテンアメリカの国々とキューバ革命について考えてみます
・ラテンアメリカの国々とキューバ革命について
・ラテンアメリカの国々は、戦後もアメリカ合衆国の強い指導のもとに置かれていた
→そのため、以下のようなことが行なわれた
・1947年に、パン=アフリカ会議で共同防衛と相互協力を
約束したリオ協定を採択した
・1948年に、米州機構(OAS)が結成された
・ラテンアメリカでは、大土地所有制が中心で、議会政治も安定しなかった
→そのため、以下のような運動が起きた
・政治改革や土地改革を目指す運動が起きた
・アメリカが関わってくることに反発する民族主義の運動も出てきた
・アルゼンチンでは、1946年に大統領になったペロンという人が、
反アメリカ的な民族主義をかかげて、社会改革を行った
→その後、1951年に、中米のグアテマラで左翼政権が成立して、
土地改革を行おうとした
=その結果、1954年にアメリカ合衆国に支援された軍部のクーデタで倒された
・キューバでは、カストロという人が指導する革命運動が起きた
→この革命運動に対して、1959年にアメリカに友好的なバティスタ独裁政府を
倒すということが起きた
=この出来事を、キューバ革命という
※キューバ革命は、ラテンアメリカ諸国やカリブ海地域の革命運動や民族運動に
影響を与えたと言われている
・革命運動を起こした革命政府が、土地改革を行い、アメリカ系の企業を接収した
→すると、1961年にアメリカがキューバと国交を断絶した
・アメリカが、革命政権の武力打倒を支援したものの、その支援が失敗した
→すると、キューバは社会主義宣言を発表して、ソ連寄りの姿勢を見せた
・アメリカは、キューバに対抗する形で、1961年にキューバ以外の
ラテンアメリカの国々と「進歩のための同盟」を結んだ
→その後、1964年に米州機構の加盟国もキューバと国交を断絶した
=キューバ革命政権は、世界的に孤立の状況ながらも、現在まで続いている
ポイント
・ラテンアメリカの国々の動きについておさえる
・キューバ革命とその影響をおさえる
このあたりが今回のポイントです