国民所得と経済成長との考え方について -マクロ的な視点の考え方・フローとストック-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/16 05:11      
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国民所得と経済成長について考えてみます

 

 

・経済は本当に成長しているのか

 

 ・個別に企業だけを注目しても、国の経済自体が成長しているかどうかわからない

  (理由として、経営が上手くいっていない企業などや、業績ではなく、

   生産に力を入れる企業などもあるから)

  →そこで、企業ではなく、国の経済がどれくらいのレベルなのかを

   数字で表すということを考えた  

   =それが、国民総生産(GNP)や国民総所得(GNI)などの、指標というものが使われる

 

 

 

・代表的な指標について

 

 

 ・国民総生産(GNP)・・1年間に国民が市場で取引される財やサービスの価値を

             どれだけ新しく作ったかを表した指標のこと

  →GNPは、それぞれの企業の粗付加価値を合計するとわかる

   ※粗付加価値・・売上から、他の企業から買った材料や燃料などの金額を

           差し引いた数字のこと

 

  ※粗付加価値は3種類に分けることができる

   ・狭義の付加価値・・労働者、株主、企業などの所得を合わせたもの

   ・減価償却費・・更新投資(古い設備を更新するためにする投資)のためのお金のこと

           →減価償却費は固定資本減耗とも言う

   ・「間接税―補助金」・・政府の収入のこと

               →補助金・・政府が企業や個人などに渡す経費のこと

 

  ※GNPは、その国の国民が作った価値の金額のため、

   海外で働いている日本人が生産したものもGNPに含まれる

 

 ・国内総生産(GDP)・・国の中で作られている生産額を合計した指標のこと

             →日本の場合を考えると、日本人が海外で作った生産額は

              プラスされず、外国人が日本で作った生産額はプラスされる  

  ※GDPは、GNPから、海外からの純所得

   (海外から送られてくる所得から海外へ送られる所得をひたもの)を

   引くことで計算することができる

       

 

 ・国民総所得(GNI)・・GNPに海外からの所得を足した指標のこと

 

 

 ・国内総所得(GDI)・・個人の消費、企業の消費、政府の消費、輸出による消費を足して、

             輸入の消費を差し引いた指標のこと

 

 

 ・国民総支出(GNE)・・国民総生産を支出の面から見た指標のこと

 

 

 ・国内総支出(GDE)・・GNEから、海外から送られてきたお金を差し引いた指標のこと

              

 

 ・国民純生産(NNP)・・GNPから減価償却費を引いた指標のこと

 

 

 ・国民所得(NI)・・GNPから減価償却費を引いて、「間接税―補助金」を足した指標のこと

           =これは、狭義の付加価値でもある

 

 

 ※国民所得について

  ・国民所得について、マクロ(国から見る視点)の視点で見た場合、

   生産、支出、分配、の3つの面から見ることができて、

   それぞれの面の金額はすべて等しくなるという原則がある

   =この原則のことを三面等価の原則という

   

   ※ここでの生産、支出、分配は、それぞれ、

    生産国民所得、支出国民所得、分配国民所得と言い、

    生産の面はGDP、支出の面はGDE、分配の面はGDIで表現することができる

 

 

 

 

・フローとストックという考え方について

 

 ・フローとストックとは・・

  ・フロー・・個人所得や国民所得、GDPなどのように、一定の期間で作られた生産量のこと

  ・ストック(国富)・・企業の設備や社会的共通資本などが、

             ある時点でどれくらい蓄積されているかを 表示する量のこと

   ※・そもそも国富とは・・国内にある、再生産ができる有形の資産の総額に、

               対外純資産を足したもの

    ・対外純資産・・対外資産(日本が海外に持っている債権)から

            対外負債(海外に対する負債)を差し引いた合計のこと

     →新SNA(国連による新勘定基準)という基準の定義だと、

      土地や森林なども国富に含まれる

 

  ※フローとストックの関係について

   →・フローの量が多くても、ストックの量が少ないと、

     人々の生活は豊かではないと言われている    

    ・日本の場合は、人々の生活に関連する社会的共通資本を整備することが

     必要だと言われている

 

 

 

 ※フローとストックとGDPの関係について

  ・GDPは、人々の生活の豊かさをストレートに表示している指標であるとは

   限らないと言われている

   →ストレートに表示していない理由

   ・GDPはフローの量だけなので、市場で取引される財やサービスの部分だけで、

    福祉の面などを見ていない   

   ・国民経済計算体系(国民の経済を表す指標)は、国によって違うことがあり、

    国民経済計算体系を国際基準にしていないから

    ※日本は1999年に国民経済計算体系を新しくした

 

   →上のようなことから、下のようなことが考えられている

   ・国民の福祉を表す指標などが必要だと考えられ、国民純福祉(NNW)などの

    指標が考えられている

   ・環境会計の考え方が重要になってきていると言われている

    ※環境会計・・環境から得られる利益と、環境にかかるコストを

           数値化して表現した会計のこと

 

 

ポイント

・経済の成長と指標の種類と三面等価の原則などを押さえる

・フローとストックの考え方、特にフローとストックとGDPとのそれぞれの関係を押さえる

・景気の変動についての考え方について押さえる

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