循環型社会とごみの問題について考える
循環型社会とごみの問題について、様々な面から考えてみます
※そもそも循環型社会とは・・廃棄物の発生を抑え、リユース(再使用)やリサイクルを
行うことで、廃棄物の量を少なくして、
資源を繰り返し使う社会のこと
・日本のごみの現状について
・日本は、大量生産と大量消費の社会になったので、
「ごみ」に関する問題というのが出てきた
・日本の最終処分場(ごみの埋め立て地のこと)が近々限界にきてしまうと言われている
・日本では、ペットボトル、食品、家電製品などのリサイクルが注目されている
※ただし、リサイクルの費用が高いことが問題視されている
→ペットボトルを1本リサイクルするのに、ペットボトルを4本作る分のお金がかかる
・日本では、レジ袋の有料化、ごみの処理の有料化という動きが見られている
・日本の食品の扱いについて
・日本は、食料自給率が先進国の中でも最低クラスで、
食品を大量に輸入しているのにも関わらず、食料の30%をごみとして捨てている
・食べ残した食品の金額の合計は、約12.4兆と言われている
=この金額は、日本の農業と水産業が生産する額と同じだと言われている
・循環型社会を目指す動きについて
・日本では、循環型社会を目指す動きとして、
循環型社会形成推進基本法という法律が作られた
・循環型社会形成推進基本法について
→・この法律の中には、容器包装リサイクル法や家電リサイクル法なども
取り入れられることになった
※・容器包装リサイクル法・・容器や包装のごみの量を減らし、
再商品化や有効利用などを促す法律のこと
・家電リサイクル法・・家電のごみの量を減らし、有効利用などを促す法律のこと
→この法律では、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4つについては、
家電メーカーが回収とリサイクルの義務があり、
消費者がリサイクルに必要な金額を出すというルールがある
・この法律では、「循環型社会」とは何か、が決められている
→循環型社会の定義
①ごみを出さない
②出たごみを資源として利用する
③利用できないごみは適切に処理をする
・この法律では、廃棄物をどう扱うかの優先順位が決められている
→廃棄物の扱いの優先順位
①廃棄物の発生を抑える(リデュース)
②再使用(リユース)
③再生利用(リサイクル)
④熱回収
⑤処分
※リデュース、リユース、リサイクルをまとめて3Rという
→・日本では、これにリフューズ(商品を買わない)を含めて4Rと言うことがある
・欧米では、これにリペア(修理する)を含めて4Rと言うことがある
・最近では日本でもリペアが考えられるようになった
→ごみの問題で最も大切なことは、根本的にごみを出さないことと、
リサイクルをするような商品を使わないことだと言われている