現代文・文法【言葉の単位】
国語において言葉は以下のような単位に分けられます。
単位が大きい順に並べています。
【文章】
言葉の最大単位。
小説、説明文、随筆など書いた人が表現した一つのまとまり。
他にも詩、手紙なども文章にはいる。
【段落】
文章をさらに内容ごとに分けたもの。また、段落も二種類ある。
・形式段落
文章の中で改行され、一字分空けたところでわけたまとまり。
・意味段落
形式段落を内容ごとにまとめたもの。
【文】
句点「。」で区切ったまとまり。つまり、書きだしから句点まで。
句点の代わりに「!」「?」といった記号が用いられることもある。
【文節】
意味や流れが不自然にならない程度に区切った文。
また、文節の頭には自立語が来るという決まりがある。
【単語】
言葉の最小単位。
辞書に載っているのは基本的にこの単語の単位である。
<補足>
学校教育において、問題にもなる文節分けについて追記しておく。
文節は基本的に、文中に「ネ」が入るところで区切る。
「私は(ネ)今年から(ネ)社会人です(ネ)。」
間違いやすいのは以下の部分。
「勉強する」→1文節
「勉強を(ネ)する」→2文節
意味は同じだが、文節数は異なる。
「走り回る」→1文節
「走って(ネ)みる」→2文節
「走り回る」という言葉は二つの単語が結びつき、新たな意味を持つために1文節と考える。
「走ってみる」の「みる」は補助動詞なので分ける。
難しい解説のように感じるが見分け方は簡単で、「て」「で」があったら区切る。
「飛んでいく」「置いておく」「食べてもらう」等が区切るもの。
例外もあるが、基本的にはこれで問題ない。
コメント
補助動詞ってなんですか?
連絡遅くなってすみません。
補助動詞とは「飛んでいく」の「いく」、「置いておく」の「おく」、「食べてもらう」の「もらう」に当たる部分です。
この「いく」「おく」「もらう」という動詞は本来の意味でなく、それぞれ「飛んで」「置いて」「食べて」の補助的な意味を表す役割を果たしています。