現代の第三世界の動きについて

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投稿者:       投稿日時:2013/10/18 04:25      
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現代の第三世界の動きについて考えてみます

 

 

・現代の第三世界の動きについて

 

 ※発展途上国に多くあった、開発独裁、軍事政権、長期政権は、1980年代に入って、

  数が減ったと言われている

  →その一方で、複数政党制や民主化が広がったとも言われている

 

 

 

 ・アジアでは、輸出工業の育成を目指し、反政府活動を取り締まった韓国の朴大統領が

  1979年に暗殺されるということが起きた

  →その後は、1980年に光州の反政府民主化運動を弾圧した軍部を基盤にして、

   全斗煥、盧泰愚と軍人出身の大統領が続いた

   

  →上のような動きの中で、以下のようなことが起きていた

   ・韓国がソ連や中国と国交を回復した

   ・1991年に朝鮮民主主義人民共和国と一緒に国際連合に加盟した

   ・1992年の終わりの選挙で、金泳三という人が非軍人大統領となった

    →金泳三は、光州事件などを意識し、2人の前大統領を処罰して、

     文治主義の定着を目指した

   ・1998年からは、金大中という人が大統領になった

    →金大中は、民主政治と朝鮮半島の緊張緩和を推進した

   ・2002年に、盧武鉉という人が大統領になった

 

 

 

 

 ・台湾では、輸出産業が成長して経済力をつけていた

  →台湾は、国内は戒厳令のもとで国民党の一党支配が続いていた

   ※しかし、1987年に戒厳令は解除された

    =そして、1988年に李登輝という人が総統に就任し、

     民主化の推進を行っていった

 

 ・2000年の総統選挙では、はじめて国民党に属さない陳水扁という人が当選した

 

 

 

 

 ・フィリピンでは、マルコスという人が大統領を行っていた

  →マルコスは、1986年の選挙の不正に抗議する民衆の運動によって追われた

   =その後は、民主選挙による政権が続いている

 

 

 

 

 ・インドネシアでは、スハルト大統領が30年以上も政権を握っていた

  →スハルト大統領は、1998年に経済不振に不満を持つ民衆の

   反対運動によって退陣させられた

 

 

 

 

 ・インドでは、戦後国民会議派の政権が主流になった

  →この間、インドはパキスタンとの間で国境について戦っていた

   =1971年には、東パキスタンをバングラデシュとして独立した

 

  →しかし、1984年に首相のインディラ=ガンディーという人が暗殺された

  →その後、1991年に後をついだ長男のラジブ=ガンディーという人が暗殺された

   ※結果的に、国民会議派は政権から離れた

 

  →1998年には、インドの核実験に対抗してパキスタンも核実験を行った

   ※そのため、パキスタンも新たな核保有国になった

 

 

 

 

 ・独裁政権の多かったラテンアメリカでは、以下のようなことが起きていた

  →・1973年に、ピノチェト軍事政権がチリのアジェンデ社会主義政権を

    クーデタで倒した

   ・ピノチェト軍事政権は、1988年に国民投票に敗れてしりぞいた

   ・1982年に、イギリスにフォークランド戦争という戦争を挑んだ

    アルゼンチンの軍事政権が戦争に負けた

    →そのため、アルゼンチンの軍事政権は民政に移行した

   ・中米のニカラグアのソモサ長期独裁政権が、1979年に左翼のゲリラに倒された

   ・1990年に、選挙による中道政権が出来た

 

 

 

 

 ・アフリカでは、白人少数支配体制が消滅した

 

 ・1965年に、イギリスからローデシアが一方的に独立した

  →ローデシアは、解放運動の武装闘争や国際世論の批判に直面して

   黒人多数支配を受け入れた

   =ローデシアは、1980年に国名をジンバブエとする

    黒人主体の国家になっていった

 

 ・南アフリカ共和国は第二次世界大戦後に、アパルトヘイト政策を導入し、

  アフリカ民族会議の抗議や国際連合の経済制裁を受けて孤立した

  ※アパルトヘイト政策・・多数派である黒人を極端に差別する政策のこと

 

 ・1980年代の終わりには、デクラーク政府がアパルトヘイトを全面的に見なおした

  →その後、1991年に差別諸法を全廃して、1994年に平等選挙権を認めた

   =選挙の結果、アフリカ民族会議が過半数を制して黒人のマンデラという人が

    大統領に当選した

    ※その後も黒人大統領が選ばれている

 

 

ポイント

・現代の第三世界の動きについておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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