現代の地域紛争と国際協力について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/18 04:34      
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現代の地域紛争と国際協力について考えてみます

 

 

・現代の地域紛争と国際協力について

 

 

 ・アメリカとソ連の冷戦体制の規制力が1980年代から衰え始めた

  →そこで、1980年代から以下のようなことが起きた

   ・地域的な権力を目指す国際紛争

   ・民族主義や宗教的な対立による内戦やテロ活動

   ・今ある国家の中でも、不当に扱われてきたと考える地域の抗議運動や

    自己主張を強める動きが出てきた

    =この動きを地域主義という

    ※地域主義で代表的な例として、1994年にアフリカ中部で起こった

     ルワンダ・ブルンジの内戦が挙げられる

 

  →上のような地域紛争の背後には、多くの場合は経済的な利害の対立が含まれている

   ※そのため、解決が難しいと言われている

 

 

 

 

 

 ・社会主義圏の崩壊後に、多くの民族国家が出現した

  ※民族国家の出現の一方で、EUのように主権国家の枠をゆるめて多民族共生の方向に

   進む動きも出てきた

 

 ・アジアでは、以下の様々な問題が解決しないでいる

  →・トルコ、イラク、イランのクルド問題

   ・インドとパキスタンとの間の対立

   ・スリランカでのシンハラ系多数派とタミル系少数派の内戦

 

 ・インドネシアでは、東ティモールが分離して独立した

 

 ・サハラ以南のアフリカ諸国の内戦も絶えなかった

 

 ・イスラーム地域では、近代化を批判してイスラーム原理への復活をかかげる

  急進派が勢力をのばした

  ※そのため、各地で反政府テロ活動も繰り返されている

 

 

 

  →上のような動きあった時に、平和維持活動(PKO)に対して、

   国際連合が重要な役割を担うようになった

   ※平和維持活動・・地域紛争の調停や内戦終了後の処理を平和にするように

            維持していく活動のこと

 

  →また、難民の救援や医療活動、地雷禁止運動や環境・希少生物保護活動などでは、

   民間のボランティア団体や非政府組織(NGO)が重要な動きを

   見せていると言われている

 

   ※しかし、PKOや国際連合などでは、以下のような問題も起きていた

    ・現地の対立が複雑だったソマリアでは、PKOが失敗して撤退した

    ・武力で地域的な権力を求めるイラクの軍事行動や、政府の黙認や支援で

     一国内で少数民族の追放や迫害が行なわれる場合には、

     国際連合の対応がいつも遅れていた

     →そのため、このような問題の対応には、アメリカ軍やNATO軍の

      軍事制裁に頼ることが多いと言われている

 

 

 

 

 

 ・一方で、国際連合を補って、地域紛争を抑制するために、多国間での地域的かつ

  経済的な協力機構も整備されつつあると言われている

  →代表的な例として、以下のようなものがある

   ・東南アジア諸国連合(ASEAN)

   ・アジア太平洋経済協力会議(APEC)

   ・アフリカ統一機構(OAU)から発展したアフリカ連合(AU)

   ・ポーランド、チェコ、ハンガリーを加盟させて地域安全保障機構となったNATO  

    など

 

 

ポイント

・現代の地域紛争の様子についておさえる

・現代の国際協力の様子についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

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