光合成
光合成について
※光合成の概要
光
↓
6CO2 + 12H2O → C6H12O6 + 6O2 + 6H2O
※C6H12O6 = グルコース
・光の強さ ※CO2をどれだけ消費したかで速度測定
・温度 と光合成速度との関係が重要 速度は、時間あたりの量、乾燥重量
・CO2濃度 などで判別
1、光の強さと光合成(CO2濃度十分、温度適温という設定)
※光の強さと光合成の関係については、光合成曲線がある
・光合成曲線は、CO2吸収速度(光合成速度)と光の強さ(ルクス)で判断する
・光の強さをCO2吸収速度が上回った時はCO2の吸収、
CO2吸収速度が下回った時はCO2の放出になる
・補償点・・・「呼吸速度」=「光合成速度」になる光の強さのこと
補償点では見かけは0で成長できないが、光合成はしている
・光飽和点・・・光合成速度が最大になる光の強さのこと
・光の強さからCO2の吸収速度までの範囲・・・①
・CO2の放出量・・・②
・① + ② = ③
→①(真の)光合成速度
②見かけの光合成速度
③呼吸速度(呼吸量) ← 光の強さによらず一定
2、温度と光合成(CO2濃度十分という設定)
温度と光合成との関係について実験すると、以下のようなことが分かる
・弱い光だと、温度によらず一定の(真の)光合成速度を示すということがわかった
→光が限定要因だということが分かる(光の強さによって限定されてしまう)
・強い光だと、温度によって(真の)光合成速度に変化が見られた
(ある温度を超えると光合成速度が遅くなる)
→温度が限定要因だということが分かる
※タンパク質は、高温で変性という特徴がある → 高温すぎると活性を失う
※限定要因・・・光合成速度を制限する決定的な(最も不足している)要因のこと
=限定要因を増やせば、光合成速度が上がる
3、二酸化炭素と光合成(温度は適温で一定という設定)
二酸化炭素と光合成との関係について実験すると、以下のようなことが分かる
・CO2濃度が一定のところまでは、光合成速度は光の強さに関係ない
→CO2が限定要因だということが分かる
・CO2濃度が一定を超えると、光の強さによって光合成速度も変わる
→光が限定要因だということが分かる
4、陽性植物と陰性植物
※・陽性植物(陽樹)・・・日なたにある植物で、さく状組織が発達し、
ヒマワリ、イネ、ススキ、タンポポなどがある
・陰性植物(陰樹)・・・日かげでも大丈夫な植物で、薄いさく状単層があり、
ブナ、ツバキ、ワラビ、コケなどがある
・陽性植物と陰性植物との違い
→・補償点・・・陽性植物は高く、陰性植物は低い
・光飽和点・・・陽性植物は大きく、陰性植物は小さい
・呼吸速度・・・陽性植物は大きく、陰性植物は小さい