地球の環境問題を解決していくためにはどうすればいいのか
地球環境問題について考えてみます
・地球環境の現状について
・現在の地球の環境は、年々悪くなっていると言われている
→その中でも、特に地球温暖化とオゾン層の破壊が問題視されている
※なぜ、地球温暖化とオゾン層の破壊が問題視されているのか
・地球温暖化・・地球の生態系のバランスを変えてしまう可能性が
あるからだと言われている
※IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、海水面が2100年までに
50cm上昇すると言われている
・オゾン層の破壊・・オゾン層が少なくなると、皮膚ガンの発症率が
大きく上昇してしまうと言われている
・地球環境の保護のための動きについて
・地球環境の保護の動きで注目される出来事の一つに、京都議定書がある
・京都議定書について
→1997年に京都で行われた、環境に関する議定書のこと
→二酸化炭素を排出する量を、2008年から2012年までの間に、
1990年の時よりも日本は6%、アメリカは7%、EUは8%を削減することになった
※しかし、アメリカは2001年に京都議定書から抜け出すことを発表した
※発展途上国は、京都議定書に参加しなかった
・なぜアメリカは京都議定書から抜け出して、発展途上国は参加しなかったのか
=二酸化炭素の排出量を規制することが、
国の経済に大きな影響を与えるからだと言われている
→どういうことか
・国の経済を発展させようと思って、エネルギーの消費を増やせば、
二酸化炭素の排出量は増える
・逆に、二酸化炭素の量を減らそうと思って、エネルギーの消費を減らせば、
国の経済の発展が遅くなる
・森林をキープしておけば、二酸化炭素を吸収するが、
何かを開発するために森林を伐採するということができなくなる
→アメリカや発展途上国は経済成長を優先したと考えられる
・京都議定書では、排出権取引も決められた
※排出権取引・・温室効果ガスに関する、市場を使った取引のことで、
代表的なものに2種類ある
①クリーン開発メカニズム
→先進国が与えた技術や資金によって、発展途上国が温室効果ガスの
排出量を減らした場合、その減らした分を、技術や資金を与えた国が
減らしたことと見なす、とした考え方のこと
②温室効果ガスの排出量が少ない国から、多い国が排出権を買い取って、
削減したこととみなす
・地球の環境問題をどう乗り越えていくのが良いのか
・地球環境を守るために、以下のようなことが考えられている
→・経済格差がある状態で、環境問題を解決することは難しいのかもしれない
・先進国は、自ら積極的に排出量を減らしていく必要がある
・先進国は、発展途上国に技術や資金の面で援助をしていく必要がある
・発展途上国は、環境を意識した上で経済成長をする必要がある
→地球環境問題の解決のために絶対に必要なのは、自分の国の利益だけを
考えるのではなく、地球上で生活している人達全員が、地球環境問題を
解決する意識を持つことだと言われている