国際通貨体制の流れと変化と歴史について

閲覧数:1,538
投稿者:       投稿日時:2013/11/17 11:59      
(まだ評価されていません。)
コメント数: 0       お気に入り登録数:2

LINEで送る
Pocket

国際通貨体制について、様々な面から考えてみます

 

 

・国際通貨体制とは

 →国際の通貨に関する制度のことで、固定相場制と変動相場制が代表的

  =この体制を理解するためには、戦後からの歴史を知る必要があると言われている

  ※・固定相場制・・為替のレートが一定で変わらない制度のこと

   ・変動相場制・・為替のレートが、通貨量や需要と供給など、

           様々な理由で変わる制度のこと

 

 

 

・第二次世界大戦後の国際経済の状況について

 

 ・第二次世界大戦の後は、非常に混乱した状態の場所がいくつもあった

  →その中で、アメリカがずば抜けて経済力を持っていた

   ※当時は、国際流動性(外国で通用するお金の量)が少ないと言われていたが、

    ドルだけは圧倒的に強いという状況が存在していた

 

  →上のように、ドルの圧倒的な強さとアメリカの経済力の強さがあったので、

   ドル中心の国際通貨体制になったと言われている

 

 

 

 ・ドルが中心になった後、アメリカはIMF-GATT体制という体制の時に、

  自由貿易を展開すると同時に、国際復興開発銀行(IBRD、世界銀行)という

  ものを作り、戦後の経済の復活を目指した

 

  →この時に、2つの大きな出来事が起きた

   ・冷戦が発生し、東西対立の時に、西側の国々へ経済や軍事の面で援助をした

   ・ベトナム戦争が発生し、軍事の面での支出が増えた

 

  →この出来事によって、ドルが世界中に出て行ったので、

   アメリカが外国から借りているお金の量が

   アメリカ自身が持っていた金の量よりも多くなってしまった (海外の借金>金の量)

 

  →結果的に、「金が少なくて、アメリカはドルを返してくれるのか?」

   という疑問が広がり、ドルに対して不安を持つ人が増え、

   金がアメリカから大量に出て行くという事態が起きた

   =この出来事をドル危機という

 

 

 ・アメリカは、ドルの力を維持するための政策を行ったが、結局不可能だった

  →そこで、当時のアメリカの大統領だったニクソンという人が

   1971年8月に新しい経済政策というものを発表した

   =この発表の時に、金とドルの交換を停止することになった

    (この停止を、ドル・ショック、または、ニクソン・ショックと言う)

    ※このショックで、固定相場制は終わったと言われている

  

 

 ・ドル・ショックの後、1971年12月に、スミソニアン協定という協定によって、

  新しい固定相場制のルールが考えられたが、

  結果的には1973年から、どんどん変動相場制に変わっていった

 

  ※スミソニアン協定について

   ・ワシントンのスミソニアン博物館という場所で行われた、

    10カ国の財務省のトップが集まった会議での協定のこと

   ・ドルの価値は当時は、金1オンス=35ドルというレートだったが、

    これを1オンス=38ドルに切り下げるということを行って、

    各国の通貨の平価調整(ドルとの交換比率の調整)をした

    →このレートの変化によって、当時は1ドル=360円というレートだったが、

     1ドル=308円というレートに変わった

 

 

 ・1973年からの変動相場制への変更が続き、

  1976年にはキングストン合意という合意が行われた

 

  ※キングストン合意について

   ・ジャマイカの首都のキングストンというところで行われたIMF暫定委員会という

    委員会での合意のこと

    →この時に、IMF協定の第2次改正案が合意された

   ・キングストン合意で合意された内容

    →・変動相場制に移ることを認めること

     ・国が金の値段を決めること(公定価格)は廃止となった

     ・金の代わりとして、SDR(特別引き出し権)を土台として

      考えることになった

 

  ※SDR(特別引き出し権)について

   ・IMFが何かあった時のために準備しておく資産のこと

   ・1969年のIMF協定第1次改正の時に、

    金やドルを補うためのものとして用意された

   ・IMFに加盟している国は、IMFに出している金額の量に応じて、

    SDRの権利の配分を得る

    →国際収支が赤字になった国は、SDRの権利を使って、

     他の国から外貨を借りることができる

 

 

ポイント

・国際通貨体制を押さえる

・第二次世界大戦の後の状況を押さえる

・ドル危機の内容を押さえる

・固定相場制が終わる過程を押さえる

・スミソニアン協定、キングストン合意の内容を押さえる

閲覧数:1,538
LINEで送る
Pocket


(この記事はまだ評価されていません)
Loading ... Loading ...
投稿者:
投稿日時2013/11/17 11:59

コメント数: 0
お気に入り登録数:2



コメントを残す