政治の参加の方法と手段について -利益集団とガバナンス・マスメディア・無党派層-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/17 20:06      
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最近注目されている、新しい政治への参加の方法について考えてみます

 

 

・利益集団と市民の政治について

 

 ・国民が政治に影響を与える方法として、選挙で投票することと、利益集団(圧力団体)を

  作ることがある

 

 ・利益集団について

  ・メリット-ある程度の利益を作ることを目指して、いつも政治や行政に働きかけを

        するため、社会の人々の意見が政治や行政に伝わりやすい

  ・デメリット-・自分の利益を目指すために、自分と関係のない他の利益団体を

          無視する可能性がある

         ・利益集団を作る能力のない人の意見が政治に反映されづらくなる

         ・政治がダメになっていく可能性がある

 

   ※日本では、利益集団がどこかの省庁などと強く結びつき、

    それを族議員がサポートするという形がある

    =この形を「鉄の三角形」と言う

     →そこで、情報の公開などを上手に使うことで、

      国民が活動をチェックする必要があると言われている

 

   ※アメリカでは、ロビイスト(圧力団体の利益のために働きかける人達のこと)が

    認められている

 

   ※トックビルという人は、利益集団などの積極的な行動が人々の考え方を広くして、

    より良い民主政治にできると考えた

 

 

 ・現在のスタイルについて

  →現在では、一部の利益集団だけでなく、

   国民全てが政治や行政に近づくことができるようにすることが

   大切だと言われている

 

  →また、福祉や環境などにも政治だけでなく国民が積極的に考えることが

   必要だと考えられている

 

  →そこで、日本では1998年にNPO法(特定非営利活動促進法)が作られた

   ※NPO法・・非営利組織(NPO)の法人化(法律に関係してくる団体になること)を

          認めて、NPOの活動をより活発にするための法律のこと

   ※非営利組織・・個人的な利益を目標としないで活動する団体のこと

    →NPOには、専門的な能力を持っている団体もあり、

     立法などに関係してくる団体もある

     =NPOを通して一般市民が政治に参加していると言える

   

 

 ※・最近では、インターネットを使って、政治家と国民が交流する

   ということが行われている

   →国民が政治に参加しやすくなっていると言われる

 

  ・また、最近では社会運動、単一争点集団、ガバナンス、eデモクラシーなどが

   注目されている

   ・社会運動・・社会の問題の解決や、社会の制度、仕組みなどを変えることを

          目的として行われる運動のこと

          →社会運動には、労働運動、消費者運動、住民運動、女性運動など、

           様々な種類がある

   ・単一争点集団・・ある問題だけに関心を持って、主張や活動を行う集団のこと

   ・ガバナンス・・政府と市民団体が協力をして、公共政策について考えたり、

           実際に行ったりする仕組みのこと

   ・eデモクラシー・・インターネットなどを使って、政治に関する議論や意見交換などを

             行い、その動きを広げていくことで、世論を作って、

             政治に影響を与えようとする活動のこと

 

 

 

 

・世論とマスメディアとの関係について

 

 ・政治の方向やむかうべき道は、世論が決め、

  世論で政治を変えることが出来ると言われている

  ※世論を、目に見える形ではっきりさせるものとして、世論調査がある

 

 ・世論を作るのに、重要な役割を果たしているものに、

  マスメディア(新聞やテレビ、雑誌やラジオなど)がある

  ※マスメディアを使って、大量で一方的に伝達する手段を、

   マス・コミュニケーション(マスコミ)と言う

   →マスメディアは国民の知る権利の手助けをする役割として、

    国民に政治家や政党などの様々な情報を提供する

 

 

 ・マスメディアの問題点

  →・マスメディアの提供する内容が視聴率目的だけで様々なことを無視した報道に

    なって偏ってしまっていたり、物事を一部分からだけでしか伝えていなかったりする

   ・権力を持っている人がマスメディアを使って世論操作をしてしまう可能性がある

 

  →このような問題を防ぐ方法の例

   ・マスメディア同士で競争し合って、自由に様々な情報や考え、

    意見などを伝えるようにする

   ・国民がマスメディアに対して、常に主体的かつ批判的な視点を持って読み解く

    =人々のこのような能力を、メディアリテラシーという

 

 

 

 

・政治的無関心と無党派層について

 

 ・現在は、選挙の投票率が下がっていて、

  中には投票率が50%にもいかない国政選挙がある

  →そこで、アメリカの社会学者のリースマンという人が

   投票率が低い原因は政治的無関心だと考えて、2つの政治的無関心を提唱した

   ・伝統型無関心・・政治の知識の少なさが原因の無関心のこと

   ・現代型無関心・・政治に参加することによる効果が無いと思うことが

            原因の無関心のこと

    →このような政治的無関心があり、政治的無関心はポリティカルアパシーとも言う

 

 ・最近は無党派層(政党支持無し層)が増えている

  ※無党派層・・どこの政党も支持しない人々のこと

   →政党の離合集散が多いことが原因だと言われている

 

 

ポイント

・利益集団(圧力団体)と市民の動き(現在のスタイル)を押さえる

・最近の動きを押さえる

・世論とマスメディアとの関係、マスメディアの問題点を押さえる

・政治的無関心と無党派層について押さえる

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