ネットの本質を考えると、真逆も必要ではないかと
今回の選挙からネットでの選挙運動が解禁となりました。ネット選挙解禁によって図らずもネット自体の本質みたいなものが軽く見えてきたので、それについて考えてみたいと思います。
今まではネットとは、自分の世界(視野)を広げるものだと思い込んでいました。検索一つで様々なことを知ることができるし、ツイッターなどのSNSでは様々な人をフォローして多様な意見に触れることができるものと思っていました。しかし、実際は違うなーと思いました。というのは、下記の記事を見たときに、自分のタイムラインに表示される政党のつぶやきやリツイートと、データ分析的にツイッター発信の多い政党のつぶやきやリツイートに乖離を感じたからです。これを見て、自分の考えは世間とは乖離しているのかもしれないと実感しました。
これの示すところは、結局のところネット(ツイッターが顕著な気がします)とは、自分の世界を広げるものではなく、考えが同じ人を探す(興味の関係から無意識的に?)ものであり、場合によっては視野を広げるどころか視野を狭くしかねないものだと思います。周りも自分と同じようなことを主張しているから、世間一般的にも自分の考えは近いものがあると考えるのは非常に危険だと感じました。そもそもその「周り」自体が自分で無意識的に選んだ自分と近い人々なので、それを一般化するのは危険です。こういう意味でもリテラシーというのは重要だなと感じた次第です。
ということで、これからは意識的に自分と真逆の意見にも触れるようにしていかないといけないなと思いました。
参考資料
・データ分析 ツイッター発信は共産が最多
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130721/k10013190091000.html