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	<title>アラエス &#187; 正義</title>
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	<item>
		<title>アリストテレスについて</title>
		<link>http://ahlaes.com/post/1606</link>
		<comments>http://ahlaes.com/post/1606#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 14 Nov 2013 14:15:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[チューペット]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[古代ギリシア]]></category>
		<category><![CDATA[アリストテレス]]></category>
		<category><![CDATA[イデア]]></category>
		<category><![CDATA[エイドス]]></category>
		<category><![CDATA[ヒュレー]]></category>
		<category><![CDATA[中庸]]></category>
		<category><![CDATA[人間はポリス的動物である]]></category>
		<category><![CDATA[友愛]]></category>
		<category><![CDATA[正義]]></category>
		<category><![CDATA[現実主義]]></category>
		<category><![CDATA[知性的徳]]></category>

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		<description><![CDATA[アリストテレスを解説します &#160; ・アリストテレス－現実主義で、「形而上学」という本を書いた 　 ・形相と質料という考え方 　・アリストテレスは、イデアは現実の事物に内在していると考え、 　　これを形相（エイドス [&#8230;]<p><a href="http://ahlaes.com/post/1606">アリストテレスについて</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>
<p>アリストテレスを解説します</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・アリストテレス－現実主義で、「形而上学」という本を書いた</p>
<p>　</p>
<p>・形相と質料という考え方</p>
<p>　・アリストテレスは、イデアは現実の事物に内在していると考え、</p>
<p>　　これを形相（エイドス）と呼んだ</p>
<p>　・また、エイドスは事物の中でも、事物の素材である質料（ヒュレー）の中にあると考えた　</p>
<p>　→そのため、アリストテレスは、事物の変化によってイデアに近づくと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　※アリストテレスは、理想は現実の中に潜んでいると考えた</p>
<p>　　→だから、人間は努力をすることで、一歩一歩理想へ近づいていくと考えていた</p>
<p>　　≒努力をして、事物を変化させるべき</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・徳と中庸</p>
<p>　・アリストテレスは、最高の幸福のためには、「知性的徳」</p>
<p>　　（物事を正しく判断すること）が大切とした</p>
<p>　　→「知性的徳」は、正しいことを認識する知恵と、</p>
<p>　　　中庸のための思慮の２つで出来ているとした</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　※中庸：常に２つの極端の真ん中を目指すこと</p>
<p>　　　（「中道」という言葉と混ざる人がいるが、中道は両極端を避けることを指す）　</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　・なぜ、アリストテレスは「知性的徳」が大切だと考えたのか</p>
<p>　　→幸せは、お金や名誉や快楽を求めるのではなく、知恵を自由に働かせることで実現する</p>
<p>　　→そのため、最高の幸福は、純粋に理性を活躍させることを楽しむという、</p>
<p>　　　観想的（テオーリア的）生活だとしたから</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　※ただし、知性的徳で得た中庸は感情や欲望に左右されやすいから、</p>
<p>　　安定して中庸を得られるように訓練することが必要だと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　＝要は、善い習慣（エトス）を繰り返して、それがいつの間にか性格（エートス）</p>
<p>　　　になることが大切だとした</p>
<p>　　　→このようにして得た性格を、アリストテレスは性格的徳と名づけた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　※中庸の例</p>
<p>　　・無謀と臆病の中間－勇気</p>
<p>　　・放縦と鈍感の中間－節制　　→　　左の、勇気、節制、思慮を中庸（性格的徳）と言う</p>
<p>　　・過多と不足の中間－思慮</p>
<p>　　</p>
<p>　※アリストテレスは、知性的徳を性格的徳にすることが大切だとした</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・友愛と国家について</p>
<p>　・アリストテレスの根本的な考え方・・「人間はポリス的動物である」</p>
<p>　　→ポリス（市民が所属しているグループ）から離れてしまうと、道徳は完成しないと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　・アリストテレスは、性格的徳の中でも、友愛と正義を重んじた</p>
<p>　　※ここでの友愛と正義の意味</p>
<p>　　　友愛：お互いが幸福になるように願い、お互いが優れた人間になるように心がけること</p>
<p>　　　正義：人々の間で平等を実現すること</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　※アリストテレスは、正義を配分的正義と調整的正義の２つに分けた</p>
<p>　　　・配分的正義：名誉や報酬などで分配して、調整をする正義－民主主義的と言われる</p>
<p>　　　・調整的正義：取り引きなどで公平になるように調整する正義－社会主義的と言われる</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　</p>
<p>　・アリストテレスの国家についての考え方</p>
<p>　　</p>
<p>　　・王政が仕切る政治（君主政治）　　→　　　　王の独裁政治</p>
<p>　　・貴族が中心の政治　　　　　　　　→　　　　少数の強い人だけが仕切る寡頭政治</p>
<p>　　・共同で行う共和政治　　　　　　　→　　　　多くの愚かな人が政治を動かす衆愚政治</p>
<p>　　　　　　　　　　　　　　これらの政治が腐敗すると</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　→となってしまう可能性があるので、注意しなければいけないと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ポイント</p>
<p>・アリストテレスは、質料（ヒュレー）の中に形相（エイドス）があると考えた</p>
<p>・アリストテレスは、観想的（テオーリア的）生活のためにも「知性的徳」が必要と考えた</p>
<p>・知性的徳を性格的徳にすることが大切だとした</p>
<p>・アリストテレスは、「人間はポリス的動物である」という考えを根本にした</p>
<p>・アリストテレスは、友愛、正義、配分的正義、調整的正義を重んじた</p>
<p>・アリストテレスは、それぞれの政治スタイルは腐敗すると、良くない政治になる可能性があると考えた</p>
<p>・アリストテレスは、現実主義</p>
<p>&nbsp;</p></p>
<p><a href="http://ahlaes.com/post/1606">アリストテレスについて</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
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		<item>
		<title>プラトンについて</title>
		<link>http://ahlaes.com/post/1605</link>
		<comments>http://ahlaes.com/post/1605#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 14 Nov 2013 13:56:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[チューペット]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[古代ギリシア]]></category>
		<category><![CDATA[アナムネーシス]]></category>
		<category><![CDATA[イデア論]]></category>
		<category><![CDATA[エロース]]></category>
		<category><![CDATA[ギリシアの四元徳]]></category>
		<category><![CDATA[プラトン]]></category>
		<category><![CDATA[哲人政治]]></category>
		<category><![CDATA[正義]]></category>
		<category><![CDATA[理性]]></category>
		<category><![CDATA[理想主義]]></category>
		<category><![CDATA[魂の三分説]]></category>

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		<description><![CDATA[ソクラテスの弟子、プラトンとその考え方を紹介します &#160; &#160; ・プラトン－アカデメイアを創設 　 　・プラトンの考え方の中心はイデア論であった &#160; 　・イデア論 　　・イデア論とはなにか 　　 [&#8230;]<p><a href="http://ahlaes.com/post/1605">プラトンについて</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>
<p>ソクラテスの弟子、プラトンとその考え方を紹介します</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・プラトン－アカデメイアを創設</p>
<p>　</p>
<p>　・プラトンの考え方の中心はイデア論であった</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　・イデア論</p>
<p>　　・イデア論とはなにか</p>
<p>　　　→人間は、永遠に変わらない物事の本来の姿を知っているという考え方のこと</p>
<p>　　　　※ただし、物事の本来の姿は人生の中の経験では得ることができないと考えた</p>
<p>　　　　イデア論の例：・黒い色を見れば、誰でも「黒」と答えることができる</p>
<p>　　　　　　　　　　　・適当に正方形を書けば、正確でなくても誰でも正方形とわかる、など</p>
<p>　　　　　　　　　　　→これらは、永遠に変わらない物事の本来の姿を知っているから</p>
<p>　　　　　　　　　　　　答えられる</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・イデアは、理性（感情に左右されない正しい考え方）によって捉えられるものだけが</p>
<p>　本物とした</p>
<p>　　　※そのため、目に見えるものは本物ではないと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　・イデアの本質</p>
<p>　　・プラトンは、人間の魂は元々イデアにいた</p>
<p>　　　しかし、肉体という感覚によって魂がイデアから現実に引きずり降ろされた、と考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　→そこで、美しいものに出会って、善い行為の経験を通して、</p>
<p>　　　魂がイデアを思い出すことが大切だとした</p>
<p>　　＝これをプラトンは、「イデアへの憧れ（愛・エロース）を通して、</p>
<p>　　　イデアを想起（アナムネーシス）することが大切」と考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　※プラトンは、最高のイデアを善のイデア（善そのもの）とし、</p>
<p>　　これを知っている人が幸せだとした</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・魂について</p>
<p>　・プラトンが人間の魂を分析した。その結果・・</p>
<p>　　</p>
<p>　　→人間の魂は、イデアと現実や肉体の２パターンに分けられ、</p>
<p>　　　・イデアには理性</p>
<p>　　　・現実や肉体には、気概（困難にくじけない心）と欲望</p>
<p>　　　</p>
<p>　　があり、理性が気概と欲望をコントロールしていると考えた</p>
<p>　　→この考え方を魂の三分説と言う</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　・プラトンは、魂の三分説から、三つの徳を導き出した</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　・理性の徳→理性を教える知恵</p>
<p>　　・気概の徳→理性を実行する勇気</p>
<p>　　・欲望の徳→欲望を抑える節制</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　→プラトンは、理性が気概と欲望をコントロールするように、</p>
<p>　　　知恵が勇気と節制をコントロールすると考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　→プラトンは、知恵が勇気と節制をコントロールし、</p>
<p>　　　三つの調和が取れた時に正義が実現すると考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　※知恵、勇気、節制、正義をまとめて「ギリシアの四元徳」と呼び、</p>
<p>　　　ギリシアの基本的な徳とされた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・理想国家</p>
<p>　・プラトンは、哲人政治の国が理想だとした</p>
<p>　　※哲人政治とは－・哲学者が国家の支配者となる　・国の支配者が哲学者となる</p>
<p>　　　　　　　　　　　のどちらかが出来ている政治のこと</p>
<p>　　　　　　　　　　　＝要は、国のトップが哲学者であればいいと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　　→このことからプラトンは、政治＝最高善（善を完成させる）を目指すことと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　</p>
<p>　・プラトンは、魂の三分説を社会にも当てはめるべきだと考えた</p>
<p>　　</p>
<p>　　・支配者＝統治階級＝哲人</p>
<p>　　・軍事面で活躍する人＝防衛階級＝武人</p>
<p>　　・経済のために働く人＝生産階級＝庶民</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　→プラトンは、哲人が武人と庶民をコントロールし、</p>
<p>　　武人と庶民が活躍した時が理想だと考えた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　※このことから、プラトンは理想主義であったことがわかる</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ポイント</p>
<p>・プラトンの考え方の中心はイデア論で、イデアは理性でのみわかるとした</p>
<p>・人は、エロースを通して、イデアをアナムネーシスすることが大切だとした</p>
<p>・理性が気概と欲望をコントロールするという考え方を、魂の三分説と言う</p>
<p>・知恵と勇気と節制と正義をまとめてギリシア四元徳と言う</p>
<p>・プラトンは哲人政治と、哲人が武人と庶民をコントロールして</p>
<p>　庶民と武人が活躍した時を理想とした</p>
<p>・プラトンは理想主義の人</p>
<p>&nbsp;</p></p>
<p><a href="http://ahlaes.com/post/1605">プラトンについて</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
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		<item>
		<title>討議民主主義の重要性</title>
		<link>http://ahlaes.com/post/256</link>
		<comments>http://ahlaes.com/post/256#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 19 Aug 2013 05:14:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[バーのサトシ]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[民主政治]]></category>
		<category><![CDATA[ケルゼン]]></category>
		<category><![CDATA[ナショナリズム]]></category>
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		<category><![CDATA[規範的正義論]]></category>

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		<description><![CDATA[討議民主主義とは、ケルゼンによれば、多元化した社会において絶対性はなく、客観的真理や正義に到達することはできないので、議会主義によって政党を介した国民の代表による議会において討議を重ね、有権者も含めた選好の変容と修正、相 [&#8230;]<p><a href="http://ahlaes.com/post/256">討議民主主義の重要性</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>
<p>討議民主主義とは、ケルゼンによれば、多元化した社会において絶対性はなく、客観的真理や正義に到達することはできないので、議会主義によって政党を介した国民の代表による議会において討議を重ね、有権者も含めた選好の変容と修正、相違を明確化することで徐々に合意を形成することが重要だとする主張です。近年は人種、宗教、家族形態、ジェンダー等、価値が非常に多元化した社会となっています。このような多元主義の噴出にどう対応するかという点から、ロールズの「規範的正義論」へと回帰していきました。規範的正義論とは、価値の多元化した社会を恣意や専断ではなく、どうやって合理化して一つの社会秩序に編成していくかという、多元主義の合理化構想です。ロールズの規範的正義論としてのリベラリズムは、前述のような多元化状況をむしろ積極的に捉え、多元主義的主張と要求相互の間に了解可能な正義原理の立場から多文化主義をまとめる公共的な秩序空間を作り出そうとしたという点で大きな意義があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　グローバライゼーション・新自由主義との関係で言えば、80年代以降の新自由主義の潮流は、戦後に福祉国家的合意として成立していた男性稼ぎ手モデルによるトリクルダウン効果を崩し、生活手段を保有した安定した生活者という地位から不安定生活者という地位へと落とし込むことになりました。この点が崩されると、人々の社会連帯と結びつきなどの新たな統合原理を作り上げることは難しいです。こうした中で、社会の紐帯としてどのように統合原理を作り上げるかという解決の糸口としては、①戦後福祉国家をどう建て直すか②多元主義の主張をどうくみ取るか③これらをグローバルにつなげることが重要となります。これら３つを実現するためのシステムとして、討議民主主義が重要な意義を持つのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　ナショナリズム・ポピュリズムとの関係で言えば、近年の大阪現象がわかりやすい。大阪の｢決定できる民主主義｣の特徴として、植松は「選挙結果至上主義」「『決定』至上主義」を挙げています。これらの特徴は、ドイツのシュミットの議論と似ています。シュミットは、集団の多元化状況を社会統合の危機として捉え、社会の敵を排除する以外に社会統合はありえない、としたところが大きな特徴となっています。あくまで国民を前提とする主権国家の統一的な意思決定に期待しようとするもので、選挙によって選ばれた指導者であるから、これは民主主義であると主張します。しかし、異質なものは排除する点で多元主義を合理化するものではないので、討議民主主義と対立します。シュミットや大阪の議論は、社会における多元性の契機を認めず、異論を排除する議論であり、その一元化された考え方・価値の中に絶対の真理と正義が客観的に存在するものとみなす一つの規範理論でもあります。しかし、ポピュリズムに対して喝采するだけでは民主主義の根幹である自己統治ができません。自己統治という本当の意味での民主主義を確立するためにも討議民主主義には大きな意義があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>参考資料</p>
<p>・植松健一「『既得権』と『マネジメント』―憲法政治として診た橋下型ポピュリズム」『労働法律旬報』</p></p>
<p><a href="http://ahlaes.com/post/256">討議民主主義の重要性</a> from: <a href="http://ahlaes.com">アラエス</a></p>
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