都市について
都市について考えてみます
・都市について
※大都市の特徴として、以下のようなものがある
・生産、流通、消費などの施設や情報などが集まっている
・政治、経済、文化などの様々な人間の活動が活発で、雇用の機会も多い
・中心地としての機能が高く、衛星都市を大都市におさめ、
都市圏を形成している
※衛星都市・・大都市の周辺にあって、大都市の機能の一部を担っている都市のこと
→大都市と衛星都市との間は、通勤、通学、商品の流通、情報の交流など、
人やモノの流れが盛ん
※大都市のなかで、特に巨大な都市圏を作り、周辺の都市や地域に大きな影響を与える都市を、
巨大都市(メトロポリス)という
・世界の都市について
・世界の都市は、以下のような場所に多い
→・北半球の中緯度地域(東アジア、東南アジア、ヨーロッパ、北アメリカ東部)
・南アメリカ沿岸部 など
・最近は、急速に発達した大都市も多い
※代表的な都市に、ナイジェリアのラゴスや、タイのバンコクなどがある
=最近、急速に発達した大都市は、発展途上国に多いと言われている
※なぜ、急速に都市が出来たのか
→・数十年の間に、都市人口が加速度的に増加した
・産業や経済の機能が一か所に集中した など
→急速に出来た都市では、住宅不足や交通渋滞など、様々な問題が発生している
・都市の機能について
・現代の都市は、生産、消費、交通、文化、行政など、様々な都市機能を備えている
※現在の都市で注目すべきは、一つまたはいくつかの機能が突出することで
発達した都市もあることだとされている
→このような都市の例
・フランスのニース・・世界有数の観光保養都市になった
→ニースは、温暖な気候のため、日照時間が少ない北ヨーロッパの人々を
ひきつけたことが、都市化になった理由だとされている
・エルサレム・・ユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖地として
世界中の信者の信仰を集めている
・愛知県豊田市・・最大規模の自動車工業都市に成長した
=都市は、特定の機能をさらに発達させることで成長した都市が多い
・都市の内部の機能の分化について
※都市の内部も、機能の違いによっていくつかに分けることができる
・大都市の都心地域
→国家レベルの政治や行政の機関、大企業や多国籍企業の本社や支社が集まる
=このような地区を、中心業務地区(CBD)という
※デパートや高級専門店街、ホテルなどの施設は、CBDに混在または隣接するように
立地することが多い
・都心地域
→基本的に地価が高いため、以下のような動きが見られる
・建造物の高層化が進み、ここに多くのオフィスが入っている
・地下街の開発が盛ん
=都心地域は、垂直的に利用されている
・都心地域の昼間人口は大きく膨れ上がる
→しかし、夜間はベッドタウンに帰る人が増えるため、夜間人口は極端に減少する
=そのため、都心の昼夜の人口較差が非常に大きい
ポイント
・都市についておさえる
・世界の都市についておさえる
・都市の機能についておさえる
・都市の内部の機能の分化についておさえる
このあたりが今回のポイントです