染色体と細胞の分化

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投稿者:       投稿日時:2013/11/12 00:37      
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1、染色体について

 ※染色体は、中期に最も観察しやすい

   →核型(生物種で一定)

 

 ※染色体については、2つの見方がある

 

 

(1)相同染色体

  ・同形、同大の染色体が2本ずつ存在する(1本は父方、もう1本は母方から受け継ぐ)

  ・染色体数の一般式 = 2n

             (ヒトの場合 2n = 46)

 

 

 

(2)核相

  ・2n → 複相

  ・n(減数分裂で生じる) → 単相

 

 ※体細胞分裂の観察  タマネギの根端分裂組織

  ・固定・・・酢酸で生きた状態のまま固めて保存する

  ・解離・・・希塩酸(60℃)で浸し、細胞同士のつながりを壊し、やわらかくする

  ・染色・・・酢酸カーミン(オルセイン)で染色

  ・押しつぶし・・・細胞を押し広げて均一にする

 

 

 

 

2、細胞の分化について

 ・分化とは・・・分裂で生じた娘細胞が特有の形や働きを持つように変わること

         (G1期に起こる)

 

 細胞  →   組織  →  器官  →  個体 (多細胞生物)

     分化

 

 ※細胞の分化は、動物と植物で分かれる

 

 

①動物細胞の分化

 ・分化すると、分裂能力は基本的に失われる

 ・万能細胞は、分裂しでいろいろな組織や器官に分化する能力がある

  ※万能細胞の例:胚性幹細胞(体細胞を脱分化して万能細胞にする可能性がある)

 

②植物細胞の分化

 ・頂端分裂組織(根や茎の先端)に分化細胞がある

 ・組織培養として、下のような動きがある

  

  ニンジンの根の細胞   →   末文化細胞   →   カルス(細胞塊)

             脱分化         分裂

  →茎や葉(植物ホルモン処理)

  →根

 

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