遺伝子と染色体① -染色体説・連鎖・組換え-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/12 02:46      
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遺伝子と染色体について

 

 

1、染色体説

 

 ・メンデルの仮説         ← →    減数分裂での染色体の動き

  ※分離の法則                 二価染色体の形成

   →2個の遺伝子を分離させて、       (二価染色体が対合面で分離し、

    どちらか1個を子に伝える         染色体数が半減)

 

                   ↑

               アメリカのサットン

               染色体説・・・遺伝子は染色体に存在する

               遺伝子座・・・染色体の特定の場所に特定の遺伝子が存在する

 

 

 

 

 

2、遺伝子の連鎖と組み換え

 

(1)連鎖

   ヒトの遺伝子(ヒトゲノム計画)       ヒト

    約30000個と推定     ← →   2n = 46

                         1本の染色体に多数の遺伝子が同時に存在

   ※連鎖では、メンデルの独立の法則は成立しない

 

 

①完全連鎖・・・AとB(aとb)はいつも一緒

 

 ※ただし、現実には完全連鎖はとても少ない

  →基本的に不完全連鎖(遺伝子の組み換えが起こる)が多い

 

 

 

 

 

(2)乗換えと組換え

   ※減数分裂・・・第一分裂の前期に二価染色体が出来る

 

 

 

①AとB(aとb)が不完全連鎖の場合(組換えが起きる)

 

  F1(AaBb)の作る配偶子

     AB : Ab : aB : ab

    = n : 1  : 1  : n

 

  F2の割合

  〔AB〕・・・n2乗+n+n+n2乗+n+n+n2乗+1+1

         =3n2乗+4n+2

  〔Ab〕・・・1+n+n

         =2n+1

  〔aB〕・・・1+n+n

         =2n+1

  〔ab〕・・・n2乗

 

 

 

②Aとb(aとB)が不完全連鎖の場合

 

 F1(AaBb)のつくる配偶子

   AB : Ab : aB : ab

 =  1 :  m :  m :  1

 

 F2の割合

 〔AB〕・・・1+m+m+1+m+m+1+m2乗+m2乗

        =2m2乗+4m+3

 〔Ab〕・・・m2乗+m+m

        =m2乗+2m

 〔aB〕・・・m2乗+m+m

        =m2乗+2m

 〔ab〕・・・1

 

 

 

 

(3)検定交雑による連鎖と組換えの証明

 

F1(AaBb)

          AaBb × aabb  ※検定交雑(劣性ホモをかける)

               ↓

       AB : Ab : aB : ab     

        4 :  1 :  1 :  4     

                          F1の作る配偶子

                          AB : Ab : aB : ab

                        =  4 :  1 :  1 :  4

 

※F2を自家受精させるとどうなるのか  →  〔AB〕:〔Ab〕:〔aB〕:〔ab〕

                      = 66 : 9  : 9  : 16

 

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