遺伝子と染色体② -組換え価・三点交雑・細胞学的地図-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/12 02:55      
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遺伝子と染色体について

 

 

1、組換え価

  ※組換え価・・組換えの起こりやすさを示す値のこと

 

 組換え価 = 組換えで生じる配偶子数 ÷ 生じる全配偶子数 × 100(%)

 

 F1(AaBb、AとB(aとb)が連鎖)

 

 F1の作る配偶子

  AB : Ab : aB : ab

 = n :  1 :  1 : n   

 

 →組換え価 = 1+1 ÷ n+1+1+n × 100%

 

 

 

 

2、染色体における遺伝子の配列   ―染色体地図(連鎖地図)―

  ※三点交雑法・・・アメリカのモーガンという人が考えだし、

           キイロショウジョウバエの実験が有名

   →・組換え価と遺伝子間の距離は比例する

    ・3種類の遺伝子間の組換え価を求めて、3種類の遺伝子の相対的な位置を決める

 

 例 : AaBbDd   ×   aabbdd     ※検定交雑

              ↓

   ① 〔AB〕 : 〔Ab〕 : 〔aB〕 : 〔ab〕   

    = 19  :  1   :   1  :  19   

     →AとB(aとb)が連鎖     

      ※組換え価は5%

 

   ② 〔BD〕 : 〔Bd〕 : 〔bD〕 : 〔bd〕    

    =  3  :  1   :   1  :   3         

     →BとD(bとd)が連鎖

      ※組換え価は25%

 

   ③ 〔AD〕 : 〔Ad〕 : 〔aD〕 : 〔ad〕    

    = 19  :  1   :   1  :  19          

     →AとD(aとb)が連鎖

      ※組換え価は20%

 

 →上の結果から、① + ③ = ②になることが分かる

  =どれか2つを足すと、残り1つの結果になる

 

 

 

 

3、だ腺染色体と細胞学的地図

 

 例:双翅目昆虫(ハエとカ)の幼虫のだ腺染色体

   ・常に二価染色体の形で存在する

   ・通常の100~150倍の大きさである

    (染色体の複製はするが、分裂はしない)

   ・しま模様があり、遺伝子座に相当する

    →細胞学的地図

     =モーガンの作成した染色体地図とほぼ同じ

 

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