発生のしくみ② -誘導と連鎖-
発生の仕組みについて②
1、形成体の誘導と神経誘導
①中胚葉誘導・・・ニューコープの実験
・外胚葉、中胚葉、内胚葉から中胚葉を切り取る
・そして、外胚葉と内胚葉を接触させて培養する
=すると、Aから中胚葉が出来た
→この実験からわかること
=内胚葉からアクチビンという物質が分泌されて、
それを受け取ったものは中胚葉に分化する
※アクチビン 多い ← → 少ない
(脊索) (体節) (側板)
②神経誘導
※原腸胚初期
・原口背唇部が誘導を引き起こす
2、神経胚期以降の変化 ―誘導の連鎖―
①眼の形成
原口背唇部 → 脊索
↓ 誘導
外胚葉 → 神経管 → 眼胞 → 眼杯
↓ ↘ 表皮
網膜 水晶体
↘ 表皮
角膜
②2つの時期
・形成体として働くことが出来る時期
・誘導作用を受け入れることが出来る時期
=この2つは決まっている
③細胞の死
・ネクローシス(壊死)・・・病気やけがによる死
・アポトーシス(プログラム細胞死)・・・積極的な死