財政について -財政とは・歳入と歳出・財政の役割-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/16 05:41      
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財政について、様々な視点から考えてみます

 

 

・財政について

 

 ・前提として、政府(中央政府と地方政府)は、経済主体の1つなので、

  収入を得て、支出をする、ということを行う

  →・この時に、政府が収入と支出を行う活動のことを財政と言う

    ※財政は中心が何かによって、国家財政(中央財政)と地方財政の2つに分かれる

   ・一回の会計年度の中での、全ての収入を歳入、全ての支出を歳出をと言う

    (日本では、会計年度は4月1日から3月31日までを1つの年度としている)

 

  →政府は、歳入と歳出を管理するために、会計を設置してあり、会計は大きく2つに分かれる

   ・一般会計・・基本的な収入と歳出を総合的に管理する会計のこと

   ・特別会計・・特別な事業のために、一般会計とは別に用意した会計のこと

 

 

 ・政府は毎年、一般会計予算、特別会計予算、政府関係機関予算を作って、国会に提出して、

  国会の承認を得て実行する

  →この時、本予算と補正予算の2種類がある

   ・本予算・・国会の審議と議決を通って、次の年から使われる予算のこと

   ・補正予算・・ある年の途中で、本予算の追加や変更をする必要が出てきた時に、

          国会の議決を通って、修正をされた予算のこと

 

 

 ・政府は、予算編成と一緒に、毎年、第二の予算と呼ばれる

  財政投融資計画というものが作られる

  ※財政投融資・・政府が市場から集めたお金と税金を組み合わせた資金を、

          特別会計や独立行政法人、地方公共団体、政府金融機関などに貸したり、

          投資をしたりするという国の制度のこと

   →この計画は、2001年に郵便貯金や年金積立金を大蔵省資金運用部に任せることが

    禁止になったので、この計画が考えられるようになった

 

 

 

 

・税金と公債について

 

 ・税金(租税)について

  →歳入の中心は税金(国税、地方税)で、その税金は直接税と間接税の2種類がある

   ・直接税・・直接納める税金のこと

          例:法人税、所得税など

   ・間接税・・何かしらのモノなどにかかっている税金の部分で納める税金のこと

          例:酒税、消費税など

 

  ※戦前の日本は、国税の約60%が間接税だったが、

   1949年のシャウプ勧告によって、国税の約60%が直接税になった

   ※シャウプ勧告・・シャウプという人が団長だったアメリカの税制調査団というところが

            出した勧告のこと

            →この勧告によって、日本が直接税を中心とした税制に変わった

 

  ・税制の正しいスタイルとはどういうものなのか

   ・税制は、様々な意見はあるとしても、最低でも4つの原則を満たす税制が

    必要だと言われている

    →4つの原則

     ・公平性  ・中立性  ・簡明性(簡単ではっきりしている)  

     ・税金を納める時に低いコストにする

 

 

  

 ・公費について

 

  ・公費とは・・国債や地方債などのような、借金のこと

         →税金で歳出をまかないきれない時に、不足分を穴埋めするために

          公費が用いられる

   

  ・公費には、2種類ある(2つとも普通国債に入る)

   ・建設国債・・公共事業や公的機関の貸付や出資などの財源にするために作る国債のこと

   ・赤字国債(特例公債)・・財政法とは関係なく、特別立法によって作る国際のこと  

   

   ※ただし日本では、財政にゆとりが無くなって変化に対応できなくなったり、

    公債費の負担に関して世代間での不公平を防いだりするという考え方から、

    原則としては、公債を作ることが認められていない

    

 

 

 

・財政の役割と財政政策について

 

 ・財政政策とは・・政府が社会的な目標を達成するために、

          財政をその手段として使うという政策のこと

  →財政政策は、大きく3つに分けることができる

 

 ①資源配分の調整

  ・社会的共通資本(道路や病院、学校など)は、全員が平等に受けることが

   できる必要があるが、社会的共通資本を市場にゆだねると、

   社会的共通資本を受けることができない人が出てくる必要がある

   →そこで、政府が公共のサービスとして提供することで、私的な財と公的な財のバランスを

    コントロールする必要がある

 

 

 ②所得の再分配

  ・所得分配の不平等を直すために、政府が所得税を累進税率(累進課税)にする

   ※累進課税・・課税の対象(ここでは給料)の額が大きくなるほど、

          税率が高くなる仕組みのこと

          →逆の場合として、誰でも同じように取る税金の仕組みを

           逆進課税という(例:消費税など)

  

  ・ナショナル・ミニマム(国家が国民の最低限度の生活水準を保障すること)の

   保障のために財政の支出を行う

 

   →このようなことをやって、多くのお金を持っている人からは徴収して、

    少ないお金しかない人にはお金を渡すようにして、

    所得の再分配をすることで、格差を直していく

 

 

 ③景気の安定化

  ・景気を安定させるために、政府が収入と支出という動きを手段にとして使う

   →代表的なものにフィスカル・ポリシーがある

   ※フィスカル・ポリシー・・総需要を大きくして、景気の回復、完全雇用、安定成長を

                達成しようとする政策のこと

                →そのために、不景気の時に減税をしたり、

                 公共事業を増やしたりするということなどが考えられる

 

  ・財政制度の中に存在している景気の自動安定装置(ビルド・イン・スタビライザー)が

   景気を安定させる

   →・景気が悪い時

     ・所得が減って、消費支出も減るが、累進課税や失業保険などがあるので、

      消費支出が少なすぎるという現象を押さえられる可能性がある

    ・景気が良い時

     ・所得が増えて行く分、税金の負担も増えていくので、

      景気が良すぎるのを押さえられる可能性がある

 

 

 

※政府には、経済に関する様々な目標があるが、

 現在の財政政策は、景気、物価、国際収支を同時に安定させることを目指している

 =このように、金融政策や為替政策などと組み合わせて目標の達成を目指すことを、

  ポリシー・ミックスという

  →現在では、ポリシー・ミックスという考え方が重視されている

 

 

ポイント

・財政の基本と、会計、予算の種類などを押さえる

・税金の種類と考え方を押さえる

・公費の種類や概要を押さえる

・財政政策の種類と内容を押さえる

・現在では、ポリシー・ミックスという考え方が重視されている

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