技術革新の影響と情報化社会への変化について
技術革新と社会について考えてみます
・技術革新と社会への影響について
※そもそも、なぜ技術革新を考える必要があるのか
→技術革新が、社会を変えるきっかけの一つだったから
・第二次世界大戦後に、科学技術が産業で使われることで、
早いスピードでの経済成長が出来た
→現在は、様々な高度先端技術(ハイテクノロジー)というものが、
社会に大きく貢献していると言われている
※このような動きがあるため、20世紀は科学技術の時代だった、と言われている
・最近で社会に影響を与えているもので代表的なものに、
エレクトロニクス、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどがある
・エレクトロニクスについて
・エレクトロニクス・・電子の性質を使った技術のことで、コンピュータなどが代表的
・エレクトロニクス産業は、半導体というものが進歩したことで、
小型化と高性能化ということが出来た
・ICと呼ばれる、集積回路というものが、LSI(大規模集積回路)になり、
現在では超LSIにまでなった
・パソコンの値段が下がり、性能が格段に成長したので、
家庭や会社などでも使われるようになった
・バイオテクノロジーについて
・遺伝子操作という技術が出てきて、遺伝子組み換えの作物が作られるようになった
・ヒトゲノムの解読が完了したので、様々な分野で使われる可能性がある
※ヒトゲノム・・人間が生きる上で必要となるレベルの染色体の1組に
含まれる全ての遺伝子情報のこと
・ナノテクノロジーについて
・ナノテクノロジーの研究が注目されるようになった
※ナノテクノロジー・・ナノメートル(100万分の1mm)という単位の
サイズを扱う、かなり細かい技術のこと
・情報化と社会への影響について
・技術革新でコンピュータが使われるようになったことで、
情報がモノやエネルギーなどと同じくらい重要なものになってきた
→このように、情報によって発展していく社会のことを、情報化社会と言う
・技術革新や情報化によって変化したこととして、代表的なものに、
ME革命、FA化、OA化、IT革命などがある
※・ME革命・・ICができたことによって、様々な分野での生産技術が変化したこと
・FA化・・工場で、生産工程が自動化すること
・OA化・・会社や組織の中での事務の効率を良くしたり、自動化したりすること
・IT革命(情報技術革命)・・インターネットや携帯電話などが
普及することで社会が変化したこと
→このような技術の発達は、企業や国家自体に影響を与える可能性があるため、
知的財産権を保護するためのルールを作る必要が出てきていると言われている
※知的財産権・・音楽やアニメ、発明やデザインなどといった、
著作物や新しく考えだしたものを勝手に使われないように、
保護をする権利のこと
・科学技術と情報のコントロールという問題について
・科学技術と情報化には、それぞれメリットとデメリットがある
・メリット
・人々の生活をより豊かにする
・新しい生産の仕組みが作られる可能性があり、生産力が高まる可能性がある
・情報を伝えたり、受けとったり、貯めていったりすることが簡単になった
・科学技術が発達すると、経済活動が活発になる可能性がある etc
・デメリット
・科学技術の扱い方によっては、人々にダメージを与える可能性がある
例:原爆や核兵器、環境破壊や公害など
・労働時間が伸びたり、賃金が下がったりすることで、労働者が苦しくなる
※18世紀後半の、イギリスの産業革命の時は労働時間が大幅に伸びた
・科学技術の発達や情報化によって、自動化が進むと労働者が必要なくなる可能性がある
=失業が増える可能性がある
・情報を使える人はいいが、使えない人はどんどん置いてかれる可能性がある
=このような問題をデジタルデバイドという
→様々なメリットとデメリットを考えた時に、科学技術自体が発展することは
素晴らしいことなので、科学技術をどのように活用して、
どのような管理を行っていくかを考えていくことが大切だと言われている
ポイント
・技術革新と情報化のそれぞれの影響を押さえる
・科学技術と情報をどう扱っていくのが良いか、ということを考える