「思いやり」がない人は本当はいない
あなたは、車一台も通らないような田舎の道を1人で散歩していました。
すると、道のかたすみで、悲しそうにしている女の子がいました。
あなたは、女の子に対してどのような対応を取りますか?
突然ですが、質問してみました。
どのように考えるでしょうか。
しかし、この問題、別に心理テストでもなければ、答えもありません。
声をかけた人、無視をした人、周りを確認した人、誰かを探そうとした人、警察に電話した人
人によって考え方は様々だと思います。
ちなみに、
日本では、「悲しそうな人に対してはなぐさめる」というのが思いやりだとされています
しかし、ヨーロッパでは、「悲しそうな人に対してはほっとく」というのが思いやりだとされています
実は、国によって、「思いやり」に対する考え方が違っていたりします。
ですが、考えてみて下さい。
今回の場合もそうですが、その場の空気や状況、自分との関係などによって、
「思いやり」とは何か、が変わってきます。
でも、そもそも「思いやり」を知らないと、空気とか状況とか
そういう話以前に、今回のような場合に様々な対応をすることは難しくなるんですね。
しかし、思いやりは勝手に身につく、というわけではありません。
お父さんやお母さんが子どもに教えてあげることが大切だったりします。
そのため、思いやりが無い人は、単純に思いやりを教わっていないだけなんじゃないかと思います。
だから、「思いやり」というのは、誰かが教えてあげないと学ぶことが出来ないです。
結局のところ、「思いやり」がない人がいるのではなく、
「思いやり」を教わってない人がいる、というだけの話のような気がします。
今回はたまたま「思いやり」を取り上げてみましたが、
個人的には、元々備わっていないないだけで、教えれば身につくことって
実はいっぱいあると思っているので、
モラルや考え方なんかを、家庭や学校で教えられるようになると、面白くなるのではないかと。
だからこそ、いろんなことを知るために、勉強を一生懸命やりたいものです。