現代文【熟語の構成】
高校入試にも出題される【熟語の構成】について、解説します。
熟語とは、2字以上の漢字のみの組み合わせの語句のことを言います。
今回は高校入試に出やすい、2字熟語の構成の解説です。
1、似た意味の漢字の組み合わせ
例:表現(「表」も「現」ともに「あらわす」の意味)
2、反対の意味の漢字の組み合わせ
例:明暗(「明るい」と「暗い」で反対の意味になっている)
3、1文字目が2文字目を修飾しているもの
例:親友(「友」を「親しい」が詳しくしている)
4、1文字目が主語、2文字目が述語
例:国営(「国が営む」のように主語述語になる)
5、2文字目が目的語になる(2文字目の後に「を」「に」を補って読めるもの)
例:登山(「山“を”登る」のように2文字目から1文字目と読める)
6、1文字目に打ち消しの語がある
例:未来(打ち消しの語は「未」「非」「否」「無」「不」がある)
このように、漢字の組み合わせになっているものを、1文字ずつ分解し、構成を理解する必要がある。
今回は6種に分けたが、参考書によってはもっと大まかに、もっと細かく分けているものどちらもある。
【補足】
熟語の構成は2字熟語が基本になっている。
そのため、3字熟語もこれを基本として考える。
□□+□(2字熟語の後に1字たしたもの)例:運動会、可能性
□+□□(2字熟語の前に1字たしたもの)例:好印象、未完成
□+□+□(1字1字が独立しているもの)例:衣食住
意味の面ではより細かく分けることができるが、基本はこれである。
コメント
不沈の熟語の構成教えてください
コメントありがとうございます。
「不沈」は頭に「不」という打ち消しの語がついているので上記の6に当てはまるかと思います。
受験で生かしたいです!