清の時代の社会と文化について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/14 05:58      
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清の時代の社会と文化について考えてみます

 

 

・清の社会と文化について

 

 

 ・三藩の乱の鎮圧と、台湾の占領によって清朝の支配が安定した

  →すると、清朝は海禁をやめ、中国商人の帆船交易やヨーロッパ船の来航を通して、

   海上貿易が順調に発展した

  →また、生糸や陶磁器、茶などの輸出によって中国には銀が流れ込んで、

   国内商業の発展を支えた

 

  ※東南アジアとの貿易を行う福建や広東の人々は、清朝の禁令をおかして

   東南アジアに住み着いた

   →そして、農村と国際市場を結ぶ商業網を握って経済力をのばし、

    後の南洋華僑のもとにもなった

 

  →18世紀のなかばに、乾隆帝はヨーロッパ船の来航を広州1港に制限し、

   公行という特定の商人組合に貿易を管理させた

  

 

 

 

 ・18世紀には政治が安定していて、中国の人口が急増した

  →アメリカ大陸から来たとうもろこしやサツマイモなど、山地でも栽培できる新しい作物は、

   山地の開墾を促して人口の増加にさらに影響を与えていった

   ※しかし、相対的に土地が不足し、結果的に多くの土地なし農民を生み出した

 

  →税制では、18世紀の初めに地丁銀制という制度により、丁税(人頭税)が

   土地税に繰り込まれて、制度を簡単にする方向に向かった

  

 

 

 

 ・清の時代の文化は落ち着いた繊細さを見せていたと言われている

  ※清の前の明代後期は、動乱期を反映したダイナミックな文化だと言われている

 

  →明と清との混乱を経験した顧炎武や黄宗羲などの清の初期の学者は、

   以下のようなことを考えた

   ・社会秩序を回復するために、現実を離れた空論を議論しても仕方がない

   ・社会秩序の回復のためには、事実にもとづく実証的な研究が必要だと考えた

 

  →実証を重視する考え方は、清の時代の中期学者に受け継がれた

   =その結果、考証学(儒学の経典の校訂や言語学的研究を精密に行う学問)が発展した

    ※この時に、銭大昕などの学者が出てきた

 

  →清代中期の長編小説も、細密で筆致な上流階級や士大夫たちの生活を描写している

   ※代表的な作品に、「紅楼夢」や「儒林外史」などがある

 

 

 

 

 ・清朝は、イエズス会の宣教師を技術者として使った

  ※代表的な例として、以下のような人がいる

   ・アダム=シャール(湯若望)やフェルビースト(南懐仁)・・暦の改定を行った

   ・ブーウェ(白進)・・中国全図である「皇輿全覧図」の作成に協力した

   ・カスティリオーネ(郎世寧)・・ヨーロッパの画法を紹介したり、

                   円明園の設計に加わったりした

 

  →イエズス会の宣教師は、布教の時に中国の文化を重視した

   ※そのため、信者に孔子の崇拝や祖先の祭祀などを認めた

    =しかし、これに反対する他の派閥の宣教師がローマ教皇に訴えたため、

     典礼問題というのが起こった

 

  →教皇はイエズス会宣教師の布教方法を否定した

   =そのため、この否定に反発した清朝は、雍正帝の時期にキリスト教の布教を禁止した

 

 

 

 

 ・宣教師たちによってヨーロッパに伝えられた儒教や科挙などの

  中国の思想や制度、造園術などの文化は、ヨーロッパ人の間に中国に対する興味を呼び起こした

  ※18世紀の啓蒙思想の間では、中国と比較してヨーロッパの国家体制の優劣が論じられた

  ※芸術のうえでもシノワズリ(中国趣味)が流行した

 

 

ポイント

・清の後期の社会と文化についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

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