第一次大戦の勃発とその概要について
第一次大戦の勃発とその概要について考えてみます
・第一次世界大戦までの流れについて
・1914年6月の終わりに、オーストリア皇位継承者夫妻がボスニアの州都である
サライェヴォでセルビア人の民族主義者に暗殺されるということが起きた
※この暗殺の後、オーストリアがスラヴ系民族運動をおさえるきっかけだと考えた
→すると、オーストリアはドイツの支持を得て、7月の終わりにセルビアに宣戦した
※セルビアへの宣戦の後に、ロシアがセルビアの支援を表明した
※8月の初めに、他の国々も同盟関係や協商関係に従って参戦した
→この時、以下のように分かれて戦った
・ドイツ、オーストリアなどの同盟国側
・フランス、ロシア、イギリス、日本などの協商国(連合国)側
→その後、オスマン帝国とブルガリアが同盟国側で参戦した
→一方で、三国同盟から離れたイタリア、さらに第一次世界大戦の後期にアメリカ合衆国が
連合国側に加わった
※その裏で、第2インターナショナルが反戦をかかげた
→しかし、参戦国の社会党の多くが自分の国の政府を支持したため、
第2インターナショナルが事実上解体した
=そして、主な参戦国では、いくつもの政党が結束して政府を支持する
挙国一致体制が成立した
・第一次世界大戦は、ドイツ軍の中立国だったベルギーへの侵入で始まった
→ドイツ軍は、さらに北フランスに侵攻した
※しかし、ドイツ軍はマルヌの戦いで阻止された
=結果的に、西部戦線では以下のようなことが起きた
・両軍とも塹壕にたてこもった
・航空機、戦車、毒ガスなどの新兵器を投入した
・多くの死傷者を出しながら、激しい攻防を繰り返す状況になった
=また、東部戦線では以下のようなことが起きた
・ドイツがタンネンベルクの戦いでロシア軍を破って、ロシア領内に進撃した
・しかし、国土が広かったり、厳しい冬の気候が続いていたりしたため、
決着の見通しがたたなかった
・戦争は、予想できないほど長期戦かつ物量戦になった
※当時、同盟国と連合国は、以下のような動きを見せていた
→・連合国・・海軍の力が優れていたため、経済封鎖によって
ドイツと海外との貿易を断った
・同盟国・・ドイツ側が潜水艦でイギリスとフランスの通商路を攻撃して、
経済活動を麻痺させようとした
※1917年に、ドイツは無制限潜水艦作戦を宣言して、指定する航路外の船舶を
警告なしで攻撃した
→この動きのため、アメリカはドイツとの関係を断ち切り、4月にドイツに宣戦した
ポイント
・第一次世界大戦の勃発の流れについておさえる
・第一次世界大戦の概要についておさえる
このあたりが今回のポイントです