第一次世界大戦後の国際協調と軍縮について
第一次世界大戦後の国際協調と軍縮について考えてみます
・第一次世界大戦後の国際協調と軍縮について
・戦後しばらくは、国境の画定や講和の条件に反発する国際紛争が大量に出てきた
→戦後の国の動きは、以下のようなものがあった
・オスマン帝国
→・ムスタファ=ケマルのもとで、ギリシアと戦って領土の一部を回復した
・セーヴル条約を改めてローザンヌ条約を結んだ
・ポーランド
→・1920年にロシアに侵攻した
・ベラルーシとウクライナの一部を得た
・イタリア
→ユーゴスラヴィアと国境紛争を起こして、フィウメを獲得した
・フランスとドイツ
→1923年に、フランスとベルギーがドイツのルール工業地域を占領するほど、
仲が悪化した
・1924年以降からは、国際協調の雰囲気が広がってきた
→そのため、以下のような動きが世界で出てきた
・ロカルノ条約
→・1925年にスイスのロカルノで出来た条約
・ドイツと西欧諸国との国境の現状維持とお互いの保障が決まった
・ドイツ西部国境の現状維持が決まった
・ラインラントの非武装化が決まった
・国際紛争の仲裁裁判による解決が決められた
・1926年に、ドイツが国際連盟に加入した
・不戦条約(ブリアン・ケロッグ条約)
→・1928年に、フランスのブリアン外相とアメリカのケロッグ国務長官が
提唱して誕生した
・不戦条約は、15カ国(のち63カ国)によって調印された
・国際紛争解決の手段として戦争に訴えないことが誓われた
・ロンドン会議
→・1930年に出来た条約
・ワシントン会議で残された補助艦の制限がまとめられた
・アメリカ、イギリス、日本の保有トン数比率が、10:10:7になった
ポイント
・第一次大戦後の世界の動きについておさえる
このあたりが今回のポイントです