第一次世界大戦について -流れと内容-
第一次世界大戦について考えてみます
・第一次世界大戦になるまでの流れについて
・20世紀初めのヨーロッパ大陸は、軍備の拡張の時に、
三国同盟と露仏同盟の2つに分かれていた
※三国同盟・・ドイツ、イタリア、オーストリアが結んだ同盟のこと
露仏同盟・・ロシアとフランスが結んだ同盟のこと
→しかし、露仏同盟にイギリスが参加して、三国協商という関係が成り立った
※三国同盟と露仏同盟によって、勢力均衡が保たれていたが、
三国協商になったことによって、バランスが崩れた
・当時は、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれていたバルカン半島という場所では、
様々な民族の対立と、ドイツとオーストリアのチームとロシアの勢力争いが
絡んでくるという状況だった
→そのため、すぐにでも戦争が始まるような緊張した状態が続いていた
・上のような状況の中で、1914年6月に、オーストリアの帝位継承者が、
ロシアを好意的に思っているセルビア人に暗殺されるという出来事が起きた
=この出来事を、サラエボ事件という
→サラエボ事件によって、オーストリアとセルビアが戦争を始めることになった
※8月に、ドイツとロシアとの戦争にも広がっていった
→さらにその後、フランスとイギリスがロシア側につくことで、
戦争に参加するようになった
→その結果、約4年間の世界レベルの戦争が始まった
=この戦争を、第一次世界大戦という
・第一次世界大戦の内容について
・ドイツとオーストリアは、ブルガリアとオスマン帝国を仲間に入れて、
同盟国と呼ばれた
※ただし、1915年にイタリアは、三国協商の連合国側に加わった
・戦争の状況は、最初はドイツを中心とした同盟国側が優勢だった
→しかし、イギリスが海上封鎖をして、ドイツ側の海上交通をさえぎり続けた
→そのため、ドイツは1917年に無制限潜水艦作戦という作戦を始めた
※無制限潜水艦作戦・・戦争の時に、潜水する国が敵国に関係するであろう
艦艇や船舶について、目標を決めずに警告しないで
攻撃する作戦のこと
→ドイツの無制限潜水艦作戦をきっかけに、アメリカが連合国側に参加したため、
戦争の状況は連合国側に有利になった
→1918年に、ドイツでは革命が起きて、ドイツの帝政が崩れた
=その結果、11月に同盟国側が連合国側に休戦することをお願いした
ポイント
・第一次世界大戦の流れを押さえる
・第一次世界大戦の内容を押さえる
このあたりが今回のポイントです