第一次世界大戦後の東欧とバルカンの変化について
戦後の東欧とバルカンの変化について考えてみます
・戦後の東欧とバルカンの変化とイタリアのファシズムについて
・第一次世界大戦後、東ヨーロッパやバルカン地域では、多くの新興国が成立した
・チェコスロヴァキア、ポーランド、ルーマニアは、フランスと連携して
ヴェルサイユ体制を守ろうとしていた
※しかし、チェコスロヴァキア以外は、ほとんどが農業国だったため、
1920年代の世界的農業不況で打撃を受け、
少数民族を抱えて国内のまとまりを欠いていた
→そのため、1920年代の終わりには、過激な民族主義や強権政治で
国民をまとめようとする国が増えてきた
・ポーランドでは、以下のようなことが起きた
→・ウクライナに侵入してソヴィエト政府と戦争をおこして領土を拡大した
・国内の議会は早い段階で混乱し、1926年に独立運動の指導者だった
ピウスツキという人がクーデタで実権を握っていった
・ハンガリーでは、以下のようなことが起きた
→・1919年に、ロシア革命にならって革命を起こして成功した
・しかし、革命政権は倒され、その後に権威主義体制が出てきた
※権威主義・・伝統的な権威に対する国民の敬意や服従心を利用して作られる、
強権的な支配体制のこと
・バルカン地域では、以下のようなことが起きた
→・セルビアなど南スラヴ系の民族がセルブ=クロアート=スロヴェーン王国にまとまった
・1929年には、国名をユーゴスラヴィアに変えた
ポイント
・チェコスロヴァキア、ポーランド、ルーマニアについておさえる
・ポーランドについておさえる
・ハンガリーについておさえる
・バルカン地域についておさえる
このあたりが今回のポイントです