特需と経済復興について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/30 02:25      
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特需と経済復興について考えてみます

 

 

・特需と経済復興について

 

 ・戦後は、ドッジ=ラインの影響もあって、日本の経済が深刻な不況だった

  ※ドッジ・ライン・・復興金融金庫債の中止/補助金の削減/課税の強化などを行って、

            インフレの抑制をする/1ドル=360円の単一為替レートを

            設定して、貿易を活発にする/全く赤字を出さない予算を作って、

            財政支出を減らす/などを目指すような政策のこと

 

  →上のような日本経済は、朝鮮戦争という戦争で不況が少しずつ回復してきた

   ※朝鮮戦争の時に、特需や軍需の輸出の増加などがあったため、

    繊維や金属を中心として特需景気という景気が起きた

    =そのため、鉱工業の生産は1950年代初めに、戦前の水準に戻った

 

   ※特需・・兵器を含んだ軍需物資、自動車の修理など、アメリカの大量の特殊需要のこと

 

 

 ・1951年以降、政府は重要な産業に対して、国家のお金を大量に出したり、

  税制の面で優遇するような対応をとったりした

  →そのため、電力、造船、鉄鋼などの分野については活発な設備投資が行われた

  ※電力・・当時は深刻な電力不足だったため、中部地方の山岳地域でダムを使った

       大型の水力発電が大量に作られた

  ※造船・・政府が中心となって、計画造船が行われたため、1956年に日本の造船量が

       イギリスを抜いて世界1位になった

 

 ・1952年に、日本は国際通貨基金(IMF)と世界銀行に加盟した。

 

 ・1955年~1957年には「神武景気」という景気を、

  1958年~1961年には「岩戸景気」という景気を、

  1963年~1966年には「オリンピック景気」という景気を、

  1966年~1970年には「いざなぎ景気」という景気をむかえ、

  日本経済は急激な成長を見せていった

 

 

・太平洋戦争以降、深刻な食糧難が続いた

→そこで、以下の2つの動きが取られた

 ・占領地行政救済資金(ガリロア資金)による緊急の食料輸入

 ・農地改革による農業生産の回復

  ※特に、農地改革の影響については、1955年以降、米の豊作が続いたことが挙げられ、

   食糧不足という問題が無くなった

 

 →さらに、消費が朝鮮戦争をきっかけに上昇に変わった

 

  =1956年の政府の「経済白書」というものの中で、「もはや戦後ではない」

   と記されるまでになった

 

 

 

ポイント

・特需と経済成長についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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