中国の将来と日本との関係について
中国の将来と日本との関係について考えてみます
・中国の人々の歴史的な動きについて
・中国の沿海部(特に、フーチエン(福建)省や、コワントン(広東)省)などで、
17世紀ごろから東南アジアに移住する人が出ていた
→その後、19世紀にアメリカ西海岸やハワイへ移る人が増えた
=この流れを受けて、結果的に世界各地に進出していった
※このような人達を、華僑や華人という
・華僑や華人には、経済的に成功した人が多い
※特に、東南アジアでは政治的かつ社会的な指導力を持つ人が多い
→華僑や華人は、国外の人々とも強いつながりを持ち、東南アジアの貿易や
中国国内の投資などで重要な役割を果たしていると言われている
・中国と日本との関係について
・中国と日本との関係は、1980年代から経済の面で密接になっていった
※現在は、日本の輸入先の第1位は中国であり、
日本には中国の製品が多く入ってきている
・「世界の工場」である中国に対して、日本は鉄鋼などの素材や集積回路(IC)などの
工業製品の部品を多く輸出するようになった
・日本の政府開発援助(ODA)は、長い間中国が援助相手国の第1位だった
・日本と中国との間で人の行き来が増え、観光客の増加、航空路線の増加、
留学生や研修生の増加などが起きている
・中国の将来について
・中国は、経済の市場化を進めて、高い経済成長率を見せた
※2001年に世界貿易機関(WTO)への加盟を果たした
・21世紀には、中国がBRICsの一国として注目され、
政治的かつ経済的な発言力を強めている
・消費水準が高まり、中国が巨大な市場として注目されている
→上のような成長や伸びがあるため、以下のような問題が将来的に懸念されている
・内陸部の貧困や失業の問題
・民族に関する問題
・メディア統制による民主化までの高いハードル
・食料の問題
・エネルギーの問題
・環境の問題
=そのため、これからの中国の動きが世界にも大きな影響を与えるため、
重要だとされている
ポイント
・中国の人々の歴史的な動きについておさえる
・中国と日本との関係についておさえる
・中国の将来についておさえる
このあたりが今回のポイントです