極東ロシアについて -外交・資源・経済-
極東ロシアについて、いくつかの視点から考えてみます
・極東ロシアと海外との関係について
・極東ロシアは、ソ連の崩壊の後に、日本との交流が深まっていった
→その後、日本海の周辺の国々を含めて交流が深まった
=その結果、お互いに経済発展を進めていこうとする環日本海経済圏の考えが
議論されるようになった
※環日本海経済圏は、極東ロシアの資源、日本と韓国の資本と技術、
中国東北部と北朝鮮の労働力をつなげていこうとする考え方が中心だった
・極東ロシアは、東アジアの国々からの投資が増えている
※ただし、日本の企業の極東ロシアへの進出は少ないと言われている
→日本と極東の経済に対する考え方が一致していない、インフラ整備が不十分
などの問題があると言われている
※新潟県は、極東ロシアと文化交流をする努力を行っている
・2003年に、日ロ首脳会談が行なわれた
→この会談で、極東ロシアの経済の問題について協力していくことが合意された
※しかし、ロシアとは北方領土の問題なども残されていると言われている
・極東ロシアの資源と経済について
・ロシアは全体的に、亜寒帯気候がほとんど
→そのなかでも、極東ロシアは冬が寒く、北極海に面しているところはツンドラで、
その南にはタイガが広がっている
※さらに、極東ロシアは多くの土地が未開発のままで、人口密度が低い
・一方で極東ロシアは、鉱産、林産、水産など、天然資源が多い
→そのため、シベリア鉄道や、川や海にある船などを使って石炭や木材を
日本や韓国などに送り出してきた
※近年は、サハリン東方の大陸棚にある天然ガスを日本にパイプラインで
輸送するという計画が進んでいる
※また、東シベリアから国境を横断するパイプラインの建設を、
日本と中国のどちらにするかでもめている
・ロシアは、世界第1位の木材輸出国になっている
※なかでも、日本の木材輸入の4分の1は極東ロシアになっている
→最近は、伐採地が奥地になるということが起きていて、以下のような問題が
発生している
・輸送コストが高まっている
・先住民の生活環境や生態系の破壊などが起きている
ポイント
・極東ロシアと海外との関係についておさえる
・極東ロシアの資源と経済についておさえる
このあたりが今回のポイントです