地図化で考える世界
地図化で世界を考えてみます
・地図化のメリットと地図からわかること
・様々な数値、空間的な広がりやその傾向、多くの統計などを
視覚的に捉えることが出来る
・地図的に見ると、先進国と発展途上国との境界は、北緯30度付近だと言われている
→このような、北側と南側の格差による問題を、南北問題という
・また、現在は、発展途上国の中でも格差が存在していることが分かった
→このような発展途上国間での格差による問題を、南南問題という
・図法について
・世界を平面で表現する時、なにかしらのひずみが生じる
→ひずみの生じ方は、地図投影法(図法)によって異なる
=そのため、目的に合わせて図法を使うことが必要とされている
・図法には、以下のように大きく3種類がある
→・正積図法・・面積を正しく表現した図法のこと
・正角図法・・角が正しく表現された図法のことで、メルカトル図法などが有名
→航海などに使われる
・正方位図法・・図の中心からそれぞれの地点への方位が正しく表現された図法のこと
→飛行機の航路などに使われる
・主題図について
※主題図・・特定の出来事などについての情報を表す地図のこと
→主題図は、統計の種類や性質によって、表現の方法を工夫する必要がある
と言われている
・主題図には、以下のようなものがある
→・ドットマップ・・分布地点の数量を点で表現したマップのことで、
人口の表現などで使われる
・等値線図・・等しい数値の地点を線で結んだもののことで、
等高線、等温線などがある
・図形表現図・・円や正方形などの図形の大きさによって、
地域ごとの統計数値を比較できるようにしたもののこと
※図形表現法は、数値の絶対値を示しているため、
絶対分布図と言われる
・階級区分図・・地域ごとの相対値をいくつかの階級に分けて、
色や模様などで表現したもののこと
※階級区分図は、単位面積あたり、1人あたりなどの相対値で
表すため、相対分布図と言われる
ポイント
・地図化のメリットと地図からわかることをおさえる
・図法と主題図についておさえる
このあたりが今回のポイントです