都市化・都市問題・居住問題の概要について
都市化、都市問題、居住問題の概要をおさえておきます
・都市化と都市の特徴について
・都市人口増加率は、発展途上国の国が高い
→反対に、先進国は都市人口増加率が比較的低い
・都市は、以下のような特徴がある
→・政治、経済、社会、文化など、人々の活動が活発なことが多い
・工業、商業、サービスなどの分野を中心に、雇用の機会が多い
・消費、娯楽、教育などの設備が充実している
→上のような動きによって、都市に、周りや遠くの農村地域からも
人々が引き寄せられる
=このような現象を、都市化という
※中でも、農業生産性が低く、1人あたりの耕地面積が少ない発展途上国の多くの国では、
農村で多くの収入を得ることが出来ないため、農村から多くの人が都市に流入している
・都市問題と居住問題について
・世界の大都市では、市街地の道路に自動車が多く、
交通渋滞が日常茶飯事になっているところがたくさんある
※特に、幹線道路沿いでは、騒音、交通事故、排ガスに伴う大気汚染などの問題が
深刻になっている
→都市の周辺部では、スプロール現象も起きている
※スプロール現象・・都市の周辺部で、農地、住宅、工場などの施設が
無秩序に広がる減少のこと
→なぜ、上のような都市問題が発生するのか
=都市の施設の整備が不十分なところに、人口や産業が急速に集中したから
だと言われている
→都市への人口や産業の集中は、以下のような居住問題を引き起こすことがある
・住宅不足や地価高騰
・生活環境の悪いスラム(不良住宅街)が作られることがある
・スラムやその周辺に、路上や空き地などで生活するホームレスの数が多くなる
・犯罪の発生率が高まる
・水質汚濁や悪臭などの環境問題 など
=都市や住居に関する様々な問題は、それぞれが個別に発生するというよりも、
お互いに深く関連している場合が多い
※現象だけを見ると、先進国も発展途上国も共通して発生している場合が少なくない
ポイント
・都市化と都市の特徴についておさえる
・都市問題と居住問題についておさえる
このあたりが今回のポイントです