細胞質について -細胞膜と細胞小器官-
細胞質について、細胞膜と細胞小器官に注目します
細胞膜
・厚さ10nm
・4nmのリン脂質が多くあり、それらの間にタンパク質がある
・リン脂質の上のほうは親水性で、下のほうは疎水性になっている
細胞小器官の種類
①ミトコンドリア
・動植物両方に存在する
・ミトコンドリアは二重膜で覆われている
・外の膜の内側にある膜を内膜(クリステ)といい、内膜の内部をマトリクスという
・好気呼吸によって、ATP(エネルギー物質)を合成する
※好気・・酸素を使うこと
②ゴルジ体
・動物で発達して、植物では目立たない
・物質に対して、貯蔵、濃縮、分泌をする働きがある
③葉緑体
・植物にだけ存在している
・光合成(CO2と水と光エネルギーでデンプンを合成)の場
・葉緑体には、チラコイドとストロアがある
→チラコイドは、クロロフィルを含んでいて、光エネルギーをたくわえる
→ストロアは、CO2をデンプンに合成する
④液胞
・植物で発達する
・動物にも存在はしているが、目立たない
・細胞液(原形質が作り出した物質)を貯える
→細胞液はアントシアン(花びらの色)を含む
・液胞は、老化した植物細胞ほど発達する
=植物の成長は液胞の発達がもとになる
⑤中心体
・高等植物(被子植物と裸子植物)にはない
・細胞内の運動に関係する
=染色体を引っ張る紡錘糸の起点となるベン毛や織毛を作る