植物ホルモン

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投稿者:       投稿日時:2013/11/12 04:34      
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植物ホルモンについて

 

※植物ホルモンの特徴

 ・若い組織で合成

 ・微量で作用

 ・細胞内の情報伝達  →  成長、分化

 

 

 

 

 

1、植物ホルモンの種類

 

 

①オーキシン

 

 ・細胞壁の性質を変化させる(膨圧の低下)

  ※吸水を増大させるため、体積が増加する

   →そのため、細胞の伸長成長を促進させる

 

 ・最適濃度は、根 < 芽 < 茎 の順番

 

 ・頂芽優勢という特徴がある(頂芽・・・茎頂分裂組織のこと)

  →頂芽切除をすると、側芽成長が起こる

   =オーキシンは、側芽の成長を抑制し、頂芽の成長を促進する

    ※オーキシンは側芽にとって濃すぎて、側芽の最適温度が低い

 

 ・発根促進という特徴がある

  →葉つきの枝で不定根(本来生えるはずのない根)が生えることがある

 

 ・極性移動という特徴がある

  ※根の先端部分の上と下に寒天片を置き、オーキシンを上の寒天片に含ませる

   (上をAに、下をBにする)

   →すると、AからBに向かってオーキシンが落ちる

   →先端部分を逆さまにして、Aを下に、Bを上にすると、

    AからBに向かってオーキシンがのぼる

    =つまり、AからBの方向に向かってオーキシンが移動する

     ※この移動のことを、極性移動という

 

 ・子房や果実の成長と成熟

 

 ・離層形成の抑制 → 落果、落葉の抑制の機能がある

  ※離層形成は、オーキシンが減少し、アブシシン酸が増加する

 

 

 

②ジベレリン

 

 ・イネの馬鹿苗病に関係(馬鹿苗病・・・草丈が異常に高い)

  →馬鹿苗病の菌から抽出

 

 ・茎の伸長促進

 

 ・種子発芽促進

 

 ・子房成長促進(種無しブドウ)

 

 

 

③サイトカイニン (カイネチン)

 

 ・DNAの分解産物から発見

 

 ・細胞分裂の促進

 

 ・気孔の開度が増す

 

 ・老化の抑制(クロロフィルの分解)

 

 

 

④アブシシン酸

 

 ・種子の休眠促進(発芽させない)  →  反対のホルモン-ジベレリン

 

 ・気孔開度が減る  →  反対のホルモン-サイトカイニン

 

 ・離層形成促進  →  反対のホルモン-オーキシン

 

 

 

⑤エチレン(C2H4)・・・気体ホルモン

 

 ・果実の成熟

 

 ・離層形成の促進

 

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