環境と植物の反応② -オーキシン濃度と重力屈性-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/12 04:30      
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環境と植物の反応で、オーキシン濃度と重力屈性について

 

 

 

1、オーキシン濃度と茎・根の成長について

 

※根と茎には、いくつかの特徴がある

 ・根・・・濃度が薄いと成長する(正の重力屈性)

 ・茎・・・濃度が濃いと成長する(負の重力屈性)

   =つまり、根と茎とでオーキシンの濃度の感受性が違う

 

 →そのため、あるオーキシン濃度の時に、「芽と茎が成長促進する時に根が成長抑制する」など

  濃度によって、それぞれの動きが異なる

 

 

 

 

2、根の重力屈性に関わる根冠の役割

 ※根冠という物質は、重力屈性の邪魔をするという特徴がある

  →そのため、重力屈性と根冠に関する実験でいくつかのことが分かる

 

 

実験①

・根冠を除去する → すると、より伸びる(根冠は伸長抑制の特徴がある)

 

 

実験②

・根を地面に垂直にして、根冠を縦半分だけ除去する  

 →すると、根冠の残っている方向へ屈曲する

 =根冠のない方が伸長する

 =伸長を抑制する物質が上に向かって出ている可能性がある?

 

 

実験③

・根冠つきの根を地面に垂直にして、根の先端に雲母片を水平に差し込む  

 →すると、雲母片と反対側に屈曲した

 ※雲母片は、伸長抑制に働く物質も通さないため、大きく伸長する可能性が考えられる

 

 

=実験1~3から見ると、濃度が偏り、下に多く運ばれ、上が成長する、

 ということが分かる

 

 

実験④

・根冠つきの根を横にして、地面と平行になるように根の先端に雲母片を刺す  

 →すると、濃度に偏りがなかった  

  =上下に同じ量が運ばれる

  =上下の成長度は同じ        ※物質は根冠にあり、根冠から運ばれる

 

 

実験⑤

・根冠つきの根を横にして、地面と垂直になるように根の先端に雲母片を刺す

 →すると、下側に屈曲した

  =この下側の屈曲は、重力の影響によって起きる

 

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