孟子と荀子と性善説と性悪説

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投稿者:       投稿日時:2013/11/15 02:11      
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孟子と荀子と性善説と性悪説について考えます

 

 

・孟子について

 ・孟子は性善説を提唱した

 ・四徳と五倫を重視した

  

  ※性善説:人間には最初から良心的な心を持っているという考え方

   五倫:人間の社会での関係を制限した考え方

      (・父と子の関係=親 ・君と臣の関係=義 ・夫婦の関係=別 

       ・長と幼の関係=序 ・=朋友の関係=信)

   

 ・孟子は、性善説を前提としているため、人間の心には、

   ・善悪を理性的に判断する能力=良知

   ・悪をしりぞけて善をやろうとする能力=良能

  の2つがあるから、人は生まれながらにして良心があると考えた

 

 →このような考え方から孟子は、

  人間が悪いことや欲を持とうとするのは、周りの環境(=人間の外)が良くないのが

  原因と考えた

 

 

 ・孟子の四端と四徳

  ・孟子は、性善説の立場で四端と四徳を論じた

   →孟子は、人間には生まれた時から四端(四つの徳の根本)を持っていて、

    人は四端を養うことで四徳を実現できると考えた 

 

  四端                         四徳

  ・他人の不幸を見て見ぬふりができない憶測の心     ・仁

  ・自らの不正、悪を羞じ悪む羞悪の心       →  ・義

  ・互いに譲り合う辞譲の心               ・礼

  ・善悪を見分ける是非の心               ・智

 

  →・この四徳が充実すると、何事にも動じない浩然の気というのが生まれる

   ・浩然の気を獲得した人を大丈夫(だいじょうふ)と呼んだ

 

 

 ・孟子の政治観

  ・孟子は政治に対しても性善説の立場で考え、「民を貴しとなす」と考えた

   →・政治は、上の人が仁義を持っている政治(=王道政治)が良いと考えた

    ・逆に、上の人による、王や権力が支配する政治(=覇道政治)を否定した

     →そのため、民衆は王様が民衆の意見とは違う政治をしたら、

      王を変えることを認めるべきと考えた

      =これを易姓革命と言う

 

 

 

・荀子について

 ・荀子は性悪説を提唱した

  ※性悪説:人間は生まれつき欲や悪いことを思っている、という考え方 

  

  →そのため、荀子は、欲を抑えているのは人間の矯正の結果だと考えた

 

  →このような考え方から、荀子は人間の内面の仁よりも、

   人々を規制する社会のルールである礼を重視した

   ※人が欲や悪いことを抑えることができるよう、政治でも法律をしっかりすることが

    大切だとした

 

 

 ※荀子から学んだ韓非子という人は、法治主義を完成させた

 

 ※董仲舒という人は、四徳に信を加え、五常というふうに考えた

 

 

 

ポイント

・孟子は、性善説を提唱し、四徳と五倫を重視した

・人間の心には良知と良心が備わっているから、人は元々良心があると考えた

・孟子は、周りの環境が悪く、人間は悪くないと考えた

・孟子は四端と四徳を提唱した

・四徳が充実した人を浩然の気、浩然の気を得た人を大丈夫と呼んだ

・孟子は、王道政治が良いとし、覇道政治を否定した

・孟子は、易姓革命を主張した

・荀子は、性悪説を提唱した

・荀子は、人間には元々欲や悪い心があるから、

 欲を抑えているのは人間の矯正の結果だとした

・荀子は、仁よりも礼を重視した

・荀子に学んだ韓非子は、法治主義を大成させた

・董仲舒は、四徳に信を加えて五常とした



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