市場経済の機能について -市場メカニズム-
市場経済の機能について考えてみます
・市場メカニズム(市場の仕組み)について
・現代の経済は、生活に必要な財の大部分を他の人の生産に頼っている
→この部分は、市場経済も計画経済も変わらないが、2つは別の部分で違う点がある
・計画経済の場合
・生産する財の量と値段は基本的に国家が決めるので、
財が品不足になって手に入らないことがある
※実際に、昔の社会主義国では、生活必需品すらも手に入らないということがあった
→このことから、計画経済の時は品不足でも価格が変化しないということがわかる
・市場経済の場合
・家計も企業もお金を払えば、必要な財を手に入れることができる
→このことから、消費財も生産財も、品不足の時には価格が上昇するということがわかる
・市場経済の仕組みについて
・需要量が供給量を上回る(超過需要)時は、価格が上がる
・供給量が需要量を上回る(超過供給)時は、価格が下がる
→この2つの関係を、需要・供給の法則と言う
→上のことから、需要と供給に大きな差がある時は、価格を変化させることで
品不足や品余りを自然と解消されることがわかる
=これを、価格の自動調節機能と言う
※需要量と供給量を一致させる価格を市場価格(均衡価格)と言う
→均衡価格は、需給曲線という曲線を見るとすぐにわかる
・市場経済では、「価格=資源(生産財、消費財)の過不足」という図式があり、
その変化によって、需給が調整され、最終的には資源の有効活用が行われるようになる
→このような市場の働きを、市場メカニズム
(または、価格に注目して価格メカニズム)と言う