経済成長と景気変動の関係について
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経済成長と景気変動について考えてみたいと思います
・経済成長と景気の変動の考え方について
・そもそも、なぜGDPが増えるのかを考える必要がある
→GDPが増える理由
・有効需要(実際のお金の動きがある需要のこと)が増えたから
・生産設備の規模が大きくなったから
・労働力の人口が増えたから
・GDPの増加を経済成長、GDPの増加率を経済成長率、物価の変動を無視した成長率を
実質経済成長率という
・景気変動とは・・景気には好況、後退(大きな後退を恐慌という)、不況、回復の
4つのパターンがあり、この4つのパターンを1つとして、
好景気と不景気が交互に繰り返されること
・景気変動による基本的な影響について
・好況期・・基本的にモノが売れるので、在庫を補充するために生産が増えるようになり、
企業も生産を増やすために設備投資が増え、企業が生産するための
労働力が必要になり、失業率が下がって、お金を稼ぐようになり、
モノをほしい人が増えるので、インフレーション(物価上昇)
という現象が起きる
→インフレが起きた時に、ある一定の額まで行くと、
金額が高すぎて買えなくなり、モノを買う人が減ってくるので、
在庫を売るために値段を下げる
※インフレーションは、お金の価値を下げることになり、
貨幣の信頼度が下がると言われている
・不況期・・基本的にモノが売れなくなるので、在庫が余る可能性があり、
生産が減るようになり、在庫を増やしても仕方ないので、
設備投資が減り、企業が生産するための労働力が必要ではなくなり、
失業率が上がって、お金が稼げなくなくなるようになり、
モノをほしい人が減るので、モノを売るために、デフレーション(物価下落)
という現象が起こる
→デフレが起きた時に、ある一定の額まで行くと、金額が低くなって人々が
買いやすくなり、モノを買う人が増えてくるので、より利益を得るために
モノの値段を上げる
→景気は、基本的には上のようになるが、ある時期には特別が景気の現象が起きた
・1973年の石油危機の時は、スタグフレーションが発生した
・バブル崩壊後にはデフレスパイラルという現象が起きた
※・スタグフレーション・・不況なのにもかかわらず、
インフレーションとなる現象のこと
・デフレスパイラル・・デフレで物価が下がっても需要が回復してこないで、
企業の売り上げの減少によって、労働者の所得の減少に
つながって、給料がないので、さらに需要が減少し、
モノを売るために企業がデフレを行うという
悪循環に陥ること
・景気変動の4つの周期について
→19世紀のイギリスをスタートに、資本主義の国々は、
基本的にはほぼ10年周期で景気の変動が見られるようになっていて、
このような周期は他に4つ存在する
→4つの周期について
・キチンの波・・約40カ月の短期周期のことで、
主に在庫の循環によって発生する
・ジュグラーの波・・約8年~10年の中期周期のことで、
主に設備投資の循環によって発生する
・コンドラチェフの波・・約50年の長期周期のことで、
主に技術革新による循環によって発生する
・クズネッツの波・・約15年の周期のことで、
主に建築による循環によって発生する
ポイント
・景気の変動の考え方と基本的な影響、特別な現象を押さえる
・景気の4つの周期を押さえる