資本主義と企業との関係について

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投稿者:       投稿日時:2013/11/16 04:39      
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資本主義と企業との関係を考えてみたいと思います

 

 

・企業について

 

 ・企業は、大きく2種類に分けることができる

  ・個人企業・・個人が自分のお金を使って自分で経営する企業のことで、

         農家や個人商店などが含まれる

  ・法人企業・・株式会社や合資会社、合同会社など、何人かの個人が

         お金を出し合って経営する企業のこと

 

 

 ・法人企業について

  →法人企業には、株式というものが存在する

   ・株式・・株券を持っている割合に応じて、企業から様々な権利をもらうことができ、

        その権利のことを指す

   ※株券・・1つの株式を証券(財産に関して権利や義務が書かれている紙)

        にしたもののこと

        ※株券は基本的に証券取引所というところで取り引きされ、

         需要と供給で株券の値段(=株価)が決まる

         →ある企業の株券の需要が高くなれば株価は上がり、

          供給が多くなれば株価は下がる

    ※株券は、2009年6月に完全なペーパーレス化(紙ではなく、

     電子取り引きなどで行うこと)となった

 

 

 ・現代の資本主義経済の特徴について

  →根本的に、企業の規模が大きくなってきている(企業の大規模化)という特徴がある

  

  ・現代の資本主義経済は大企業体制だと言われている

   ※大企業体制・・大企業が生産活動の中心に存在している体制のこと

  

  ・現在の日本の大企業の多くは、法人資本主義(経営者資本主義)の

   スタイルを取っていると言われている     

   ※・法人資本主義・・企業が株式会社という制度を使うことで、

             企業が所有と経営の分離を行う資本主義のこと

    ・所有と経営の分離・・企業の所有者は株主だが、株主が所有と経営を同時に行うことは

               不可能なので、企業の所有は株主に、企業の経営は経営者に

               してもらうというように、所有者と経営者は別々にする

               という動きのこと

    

 

 

 ・会社の種類とそれぞれの概要について

 

  ・株式会社の公開会社

   →株主が株式を他人に自由に譲ることができる株式会社のこと

   →この会社に資金を出す人は、有限責任の株主であり、

    この会社を作るためには3人以上の取締役が必要

 

  ・株式会社の株式譲渡制限会社

   →株式を誰に譲るかについて、制限できる株式会社のこと

   →この会社に資金を出す人は、有限責任の株主であり、

    この会社を作るためには1人以上の取締役が必要

 

  ・合資会社

   →無限責任社員と有限責任社員が出資者である会社のこと

   →この会社を作るためには、無限責任社員と有限責任社員が

    それぞれ1人以上必要

 

  ・合名会社

   →無限責任社員が出資者である会社のこと

   →この会社を作るためには、無限責任社員が1人以上必要

 

  ・合同会社

   →有限責任社員(会社内部では組合)が出資者である会社のこと

   →この会社を作るためには、1人以上が必要

 

  ※無限責任社員と有限責任社員について

   ・無限責任社員・・会社が倒産した時に、どのような理由であろうと

            会社の借金を全て返済する人のこと

   ・有限責任社員・・会社が倒産した時に、自分が出資した金額分だけ責任を持ち、

            会社の借金の返済まではしない人のこと

 

 

 

 

・現代の企業の特徴について

 

 ・現代の企業の多くは、企業を大きくするために、

  2つの方法を使って企業を大きくしようとする

  1・・銀行などからお金を借りたり、増資をしたりすることで、

     足りないお金を調達して、設備に投資をする

  2・・M&A(他の企業の株式を買い占めて、その企業を買収、合併すること)をする

     ※M&Aの中でも、全然違う産業の買収、合併をすることで生まれた企業を

      コングロマリットと言う

      →M&Aは、1980年代のアメリカ、バブル崩壊後の日本で

       頻繁に行われるようになった

 

  ※バブル崩壊後の日本は、株式の相互持ち合い制が崩れたり、

   企業どうしの競争が激しくなったりしたので、

   買収や合併が増えるようになった

   ・相互持ち合い制・・会社どうしでお互いの株を持ち合う制度のこと

 

 

 ・法人企業は自律する意識と閉鎖的(外部を受け入れない)になる意識が高まったと言われる  

  →なぜ自律と閉鎖の意識が高まったのか

   ・1997年に持株会社制度が復活して、自社株保有の規制の緩和が

    考えられているからだと言われている

   ※・持株会社・・他の会社の株式を持つことで、他の会社を支配することを行う会社のこと

           戦後は、財閥が復活するのを避けるために、この会社は

           独占禁止法9条で禁止されていた

    ・自社株保有・・自分の会社の株を自分で買うこと

            →昔は、不公正な取り引きという不安があったので禁止されていたが、

             株の買い占めを防ぐなどの理由で、少しずつ規制が

             緩くなっていると言われている

 

 

 ・現在の日本では、ディスクロージャー(企業の情報の開示)を積極的に行って、

  コーポレートガバナンス(企業統治)を強化する必要があると言われている

  ※コーポレートガバナンス・・会社の経営者を様々な人達が監視すること

                →そのために、現在は所有者である株主の権力を

                 強くするべきだと言われている

 

 

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