資本主義生産体制とは
生産のための組織が資本によって作られている生産体制のこと。最も基本的な組織としては下図のようなもの。まず資本家がいて、資本家が株式を発行したり、銀行から融資を受けることで元本を集める。その集めた元本を使って原材料や機械を購入したり、労働者を雇うことで生産をする。そうして生産されたものを市場で商品として売ることで資本(元本)を回収する。回収した資本には利潤もあるので、その利潤で労働者の賃金を払ったり、追加投資をする。こうした一連の経済活動を資本主義生産体制といい、この集合体が資本主義市場経済である。
銀行 ← (元本) → 労働者―労働市場
> 資本 <
株式発行 ← (資本家) → 生産手段―中間財市場
↓
…商品を売る
↓
資本回収(元本+利潤)
↓
資金、追加投資へ