資本主義体制の誕生と産業革命期の社会問題について
資本主義体制の誕生と産業革命期の社会問題について考えてみます
・資本主義体制の誕生について
・産業革命以前の工業は、手工業にもとづくもので規模が小さかった
→そのため、農家の家内工業やギルド制手工業が残っていた
・ところが、産業革命によって大規模な機械制工場が出てきた
※すると、大量生産で安い商品が供給され始めるようになってきた
→そのため、今までの家内工業や手工業が急速に落ちていった
・大工場を経営する資本家(産業資本家)は、経済の状況を左右するようなレベルになった
→そのため、資本家は社会的な地位を高めた
=上のような流れを受けて、資本主義体制が誕生した
・産業革命期の社会問題について
・産業革命の結果、伝統的な生活様式が重大な変化をせまられた
※その時に、人間の生活感情や価値観も変化した
・産業革命によって、人口の都市集中も起こった
※この時の都市集中によって、以下のような都市が生み出された
→・マンチェスター・バーミンガムのような大工業都市
・リヴァプールのような大商業都市 など
・産業革命の時に、労働者には、以下のような変化が起きた
→・大規模な工場で働くようになった
・労働者が団結する機会が増えた
・労働者が、労働者階級としての意識に目覚めた
・労働者は労働組合も結成された
・さらに、当時は分業が進んで、女性や子どもも工場や鉱山で働くことが出来るようになった
→しかし、当時の資本家の多くは利潤の追求を優先してた
→そのため、労働者に不衛生な生活環境のもとでの長時間労働と低賃金を強制した
=結果的に労働者と資本家の関係は悪化し、労働問題や社会問題が発生した
※一方で、社会主義思想など、労働問題や社会問題の解決を目指す思想も出てきた
ポイント
・資本主義体制の誕生の流れについておさえる
・社会問題の誕生の様子についておさえる
このあたりが今回のポイントです