三角貿易について
三角貿易について考えてみます
・三角貿易について
・アフリカでは、中世以来ムスリム商人が東海岸で奴隷貿易を行っていた
※奴隷貿易は、インド洋貿易の一部であった
→ところが、ある時ポルトガル人による西アフリカ海岸の探検があった
=その後、西欧列強の国々による大西洋ルートの黒人奴隷貿易が始まった
・16世紀の間に、西インド諸島やラテンアメリカのスペイン植民地で、
過酷な労働とヨーロッパ人の持ち込んだ伝染病が原因で、
インディオ人口が激減するということが起きていた
→すると、アフリカの黒人を輸入して使用するようになっていった
※奴隷の主な供給地は、ギニア(ゴールドコーストからカメルーンにかけての地域)だった
・さらに、17世紀にアメリカ大陸や西インド諸島で、サトウキビ、タバコ、綿花などの
大農園(プランテーション)が盛んになるということが起きた
→すると、16世紀以上に大量のアフリカの黒人が奴隷として求められるようになった
※大西洋をわたった奴隷の数は、19世紀までに1千万人以上にものぼると推定されている
→この奴隷貿易は、三角貿易の一環として行なわれた
※三角貿易の内容
・ヨーロッパから武器や雑貨などをアフリカに送った
・アフリカから奴隷をヨーロッパに送ってきた
・ヨーロッパはアフリカから得た奴隷をアメリカ大陸や西インド諸島に送りつけた
・アメリカ大陸や西インド諸島から砂糖、綿花、タバコ、コーヒーなどの農産物を
ヨーロッパに持ち帰った
=この三角貿易は、この貿易に加わったイギリスなどのヨーロッパの有力な国々に
大きな利益をもたらした
→そのため、ヨーロッパ人の消費生活を大きく変えた
※ヨーロッパでは、産業革命の前提条件である資本の蓄積が促された
※逆に、アフリカの西海岸地方が受けた社会的な被害は大きかった
ポイント
・三角貿易と奴隷貿易の内容と当時の背景についておさえる
このあたりが今回のポイントです
コメント
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