日本の選挙の仕組みについて -選挙を様々な視点から考える-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/17 19:56      
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日本の選挙制度について、様々な視点から考えてみます

 

 

※そもそも選挙とは・・民意(国民の意見)を政治に反映させるための基本的な仕組みのこと

 →ただし、選挙だけでは政治に民意が十分に反映されることが難しい

  =そこで、以下のような形で民意を伝え、政治に反映させる動きがある

   ・国民投票や住民投票

   ・世論調査やマスメディアの報道

   ・市民運動や大衆運動 etc

    ※結果的には、選挙が一番民意を政治に反映させることが出来るので、

     選挙は重要だと言われている

 

 

 

・日本の選挙制度について

 

 ・今の日本の選挙制度は、日本国憲法によって、普通選挙、平等選挙、秘密選挙、直接選挙の

  4つが守られている

  ※・普通選挙・・成人だったら、男女関係なく誰でも選挙権を持っている

   ・平等選挙・・年齢や収入などに関係なく、誰でも一票の価値は同じにする

   ・秘密選挙・・誰が投票したかが分からないように、記名をさせないようにする

   ・直接選挙・・有権者が直接投票することで、議員や首長を選ぶ

 

  ※昔は、制限選挙、等級選挙の傾向があった

   ・制限選挙・・選挙権を持って、投票できる人を制限する

   ・等級選挙・・投票する人達を等級(階級)に分けて、一票の価値に差をつける

 

 

 ・日本の選挙制度は、大きく3つに分けられる

  ・小選挙区制・・一つの選挙区から一人の議員を選出する制度のこと

  ・大選挙区制・・一つの選挙区から複数の議員を選出する制度のこと

  ・比例代表制・・ドント式を使って、それぞれの政党の獲得票数に応じて

          議席を分ける制度のこと

   ※ドント式・・それぞれの獲得票数を、1,2,3,4・・と整数で割って

          その計算結果の大きい順に決められた数まで議席を配る方式のこと

 

 

 ・それぞれの選挙制度の特徴

  ・小選挙区制

   →・票が最も多い人以外はすべて落選となってしまうため、

     死票(当選に関係しなかった票)が多くなる

    ・票が最も多い人が政治を動かす選挙制度のため、

     二大政党制や単独政権が生まれやすくなる

  ・比例代表制

   →・票がある程度少なくても、当選する可能性があるので、死票が少なくなる

    ・多くの党が当選しやすくなるので、連立政権が生まれやすくなる

 

 

 

 

・衆議院と参議院の選挙制度の違い

 

 ・衆議院議員の選挙制度

  →・昔・・大選挙区制(日本では中選挙区制と呼ぶ)を使ってきた

   ・1994年以降・・政治改革の一つとして、

             小選挙区比例代表並立制が使われるようになった

 

  ※小選挙区比例代表並立制について

   ・日本全国を300の小選挙区に分けて、11ブロックでの比例代表制にした

   ・選挙区を分ける作業は、国会とは関係なく、

    独立している選挙区画定審議会というところが行った

   ・この制度を使うことで、候補者を中心とした選挙から、

    政党を中心とした選挙に変わることが期待されている

 

   ・衆議院選挙では、重複立候補制という制度が認められている

    ※重複立候補制・・小選挙区制と比例代表制の両方に立候補すること

 

 

 ・参議院議員の選挙制度

  →全国を単位にする非拘束名簿式比例代表制と、都道府県を単位にする選挙区選出制を

   両方使っている

   ※非拘束名簿式比例代表制・・比例の区域の政党の得票数を、

                 候補者と政党名の合計にする制度のこと

   ※参議員は、3年ごとに定員の半分が改選となる

 

 

 

 

・選挙の様々な問題について

 

 ・一人当たりの一票の価値に格差が生まれている

  ※一票の格差・・有権者の票にある価値の差のことで、

          有権者が多い選挙区ほど一票の価値は小さくなり、

          有権者が少ない選挙区ほど一票の価値は大きくなる

  →衆議院選挙制度は改革をして、一票の価値を1対2未満に近づけることが

   国会の責任だと言われているが、

   参議院は一票の価値の格差は衆議院以上に深刻だと言われている

   ※最高裁判所は、衆議院選挙の中選挙区制の時に、

    1972年と1983年の選挙の一票の価値の差が

    それぞれ、4.99倍、4.40倍だったのに対して違憲判決を出している

 

 

 

 ・選挙活動の時に、買収や供応(もてなすこと)などのような、カネの問題がある

  →そこで、カネの問題を解決するために様々な法律が作られた

 

  ・解決のための例

 

   ・公職選挙法の改正

    →冠婚葬祭の時に行う寄付を規制したり、選挙違反をした時の連座制を強化したりした

    ※連座制・・選挙に出馬した人の関係者が犯罪をしてしまった場合、

          出馬した人の当選が無効になる制度のこと

 

   ・政治資金規正法の改正

    →企業や団体が政治家個人に対して献金(お金を渡すこと)すること

     (=企業団体献金)が禁止となった

     ※しかし、政党や政党の政治資金団体というところへの献金は禁止されていない

 

    →政治資金規正法が改正された一方で、政党助成法という法律が作られた

     =この法律によって、政党が多くの資金を税金(公費)からもらえるようになった

     ※政党助成法による資金は(国民×250円)で、これを国が政党に払っている

 

 

 

 ・選挙への参加率の低さが問題となっている

  →そこで、より政治に参加してもられるように、

   マニフェスト(政党の目標を書いたもの)が重要だと言われている

 

 

 ・戸別訪問やインターネットでの選挙活動が現在も禁止されている

  (2013年に、インターネット選挙が解禁された)

 

 

 ・議員定数の不均衡という問題がある

  ※議員定数の不均衡・・選挙区の議員定数と有権者数の比率が釣り合っていない状態のこと

 

 

ポイント

・日本の選挙制度とそれぞれの特徴を押さえる

・衆議院と参議院の選挙制度の違いを押さえる

・選挙の問題として、一票の格差、カネの問題を押さえる

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