「性犯罪前歴者はみんな犯罪予備軍だよね」
みたいな勢いで
昔、宮崎県で、性犯罪前歴者に対して
GPSをつけるという条例案が提出されたわけですが、
僕はこれに反対です。
性犯罪者の再犯率が他の犯罪に比べて
高いからということらしいですが、個体差を無視して
ひとくくりに考えてしまうことは問題だと思います。
この条例が通ったら、
「起きた犯罪」に対して罰を与えるのではなく
「もしかしたら起こるかもしれない犯罪」
に対する罰ってことになるんですよね?
つまりやってない人に対して
「お前はやるかもしれないからな」って
GPSをつけるわけですが、
再犯率が4割くらいなら
(この数字の出し方もいろいろ問題みたいですが)
6割の人はやらないわけです。
その何もしない人6割の人にも
「お前はやるかもしれない」
ってGPSをつけるわけですから
冤罪とある意味では一緒なのかなあと思います。
性犯罪に苦しむ人を守りたいという気持ちは
わかりますが、一度罪を償って出てきた
これから何もしない6割の人にもGPSをつけるくらいなら、
残りの4割の人に対して限定的に効果の出るものを
行ったほうがいいと思います。
グダグダな反論になりましたが要は
「規制をするにも再犯率を理由にするのは無理矢理だよね」
ってことです。
コメント
そういうのが通る社会っていうのもどうなんだろうな
なくなることを期待