「学び続ける力」を読んで「学問」を考えさせられた

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投稿者:       投稿日時:2013/09/02 12:47      
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「学び続ける力」という本を読みました。学ぶことの意義を認識させられる、池上彰さんの書です。第一章では、NHKを辞めてからどんな勉強を、どのように勉強してきたかを中心に書かれています。第二章では、東工大で教えることになり、どうしたら社会の事を学生に身近に感じてもらえるかを工夫しながら講義することなどについて書かれています。第三章では、アメリカ大統領や芸能人を引き合いに出しながら、身につけたい力を紹介しています。第四章では、著者が今までに読んで影響を受けた本を紹介しつつ、著者の読書観について紹介されています。第五章では、「学ぶことは生きること」として、著者自身が思う「学び続けることの意味」について述べられています。

 

本書を読んで一番印象的だったのは、すぐ役立つことはすぐに役に立たなくなる、逆に言えば、すぐには役に立たないことを学んでおけばずっと役に立つ、という旨の言葉でした。最近、大学などで学問を追究することは本当に意味があるのか?ということをよく耳にします。そもそも現在の大学生が真摯に学問と向き合ってはいないと感じるし、就職においても学問は大した評価の対象にはなりにくいです。なぜなら学問は、基本的に仕事に直結するものではないからです。社会的な要請(企業側)も、グローバル化などによる競争力激化で即戦力を求める傾向が強くなっているような気がします。つまり、すぐに役立つことを求める傾向が強くなっている気がするのです。だから英語を積極的に勉強する人が増えるし、すぐに役立つことを謳ったビジネス書が氾濫しているのではないでしょうか。これらを否定するつもりは全くありませんが、学問を軽視することはやはり問題だということを改めて認識させられました。いずれ役立つと信じ、時間を見つけて学問を出来る限り追究していきたいと思いました。

 

・池上彰『学び続ける力』講談社、2013年

 

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