「アイドルかアーティストか」はリーチ力の差
この間CMで
Perfumeの曲が流れていて思いだしたのですが、
昔、友達の間で
「Perfumeはアイドルかアーティストか」
みたいな論争が起きたんですよね。
で、僕は音楽的な違いとかあまりわからないので
いろいろ考えてみたんですが、
1つの見方として思ったのは、
アーティストとアイドルの間にはリーチ力に差があるいうことです。
Perfumeをプロデュースしている中田ヤスタカ氏は
他にもカプセルというユニットを組んでいるわけですが、
この2つを例としてみたいと思います。
この両者の差は、カテゴライズされてる幅が違う分
受容者の数が違うと思うんですよね。
アーティストには主に「曲」であったり、「音楽」好きな人
を引き付けることができます。(ダンスもアーティストの要素の一部かもしれないですね)
しかしアイドルには「その人」が好きであったり、「ファッション」がかわいい
と考える人まで引っ張ってこれるんですよね。
例えばB’zはロック好きな人しか引っ張れないですが、
あるアイドルが「ロックっぽい曲」をだしても
別にロック興味ない人まで釣れちゃう可能性
を持っていることです。
で、Perfumeだけ聞いている層とカプセルも聞いている層
がいたので比べてみたところ、
(カプセル好きな層はPerfume→カプセルみたいな感じで両方聴いてる)
カプセル好きは「ビートがはんぱない」とか、
「グルーブがやばい」みたいな音楽的な感想ですが、
Perfume好きは音楽的な感想以外にも、
「○○ちゃんかわいい」とか、「あのダンスはエロい」
という顔やエロネタもきっちり混ぜてきます。
このことから
・Perfumeはリーチ力が強い(カテゴライズがあまく、受け手が多い)のでアイドル
・カプセルは音楽ファンに求心力のあるアーティスト
という結果になりました。
まあ宣伝の意図や、お金のかけ方も違いますし、
そもそもPerfumeは中田ヤスタカ氏がプロデュースする前は
アイドルとして活動していたわけですから
アイドルって言っちゃえばそれまでかもしれません。
「よっぽどのことがなきゃ気づかれない」という
ロックンロールなカテゴライズに組み込まれ、
アーティスト街道を突っ走っている人、がんばってほしいです。